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■ voice
  - or how'bout talkin' on pda? -

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  ・ ・ ・ v o i c e ・ ・ ・

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9B リファレンス マニュアル、引っ越しです - 2011.05.26

すっかり、ご無沙汰しております。

9B リファレンス マニュアルのページを置いていた、COOL ONLINEというサービスが2011年の6月末に終了します。そのため、マニュアル一式を当サイト内に引っ越しました。アドレスは、http://officeww.com/zau/man9b/ になります。必要に応じて、リンクやブックマーク等、ご修正いただければ幸いです。
いまや、9BはもちろんMIザウルスを現役で使っている人も非常に少ないと思いますが、何かの折りにはご活用ください。

それにしても、日付を見て驚きました。9Bを楽しみ始めた頃からもう10年近く経とうとしているとは・・・。自分は最近になって、やっぱりMIザウルスの操作感よかったなーと思い始め、BlackBerryの入手を検討し始めていたりします。いやはや。

      ---

なんと - 2007.10.11

さっしさんの掲示板を久しくチェックしておらず反応がかなり遅れましたが、

まさか復活していたとは・・・
(ていうか、復旧?)

新しいものがあるというわけではないようですが、それでも何かうれしかったり。

--

遅まきながら、あさりのみそしるさんの大富豪を試しました。1位になるまで結構かかりましたです。実際のトランプでもそうですが、大富豪ってホント最初の手札次第だなとあらためて思いました。この辺、実社会を反映していなくもない。


ついでながら記しておくと、ごくたまに近況を書いていたり、最近は趣味でマンガの翻訳をしていたりとかもしてますので、まあお暇な方は。

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Concertina 修正 - 2006.11.26

さっしさんよりいただいた意見を取り入れて、主にメニューの操作性を修正しました。ご意見ありがとうございました。設定関連の煩雑さはあまり対処できませんでしたが、ご勘弁ください。
ダウンロードは、Concertina のページからお願いします。

また、ライブラリの使用サンプルを用意してみました。



Concertinaがインストール済みの状態でないと、うまく実行できません。圧縮ファイルの内容を944BASICディレクトリに展開して、KALOFSNS.BASを実行します。時計と画像が表示され、[決定]、[逆送り]、[順送り]、[入力]の各キーを押すと、簡単な処理が実行されます。

ダウンロード: KALOFSNS.lzhKALOFSNS.zip

んー、ちまちま作ったやつの寄せ集めなので、作った本人にもコンセプトがよくわからないし、使いにくいライブラリだと思います。それでも使ってみようという勇気をお持ちの方は、サンプルをたたき台にしてトライしてください(説明文を用意すべきなのですが、その余裕はないのです。ごめんなさい)。

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Concertina - 2006.11.11

※ 11/12 追記
のんびり、と言いながら早速修正です。起動時にエラー メッセージが表示されないように修正しました。11/12 14:15 以降から直っています。圧縮ファイルをダウンロードし直すか、圧縮ファイルの展開が面倒な場合はこのファイル (KALOGENE.LIB)をダウンロードして上書きコピーしてください。

−−

かろうじて秋のうちに間に合ったと思うのですが、Concertina を公開いたします。

前回も記しましたが、読書用の画像ビューアです。テキストから画像への変換は、azur または T-TIME というPC/Mac用のソフトで行います。ファイル サイズが無茶苦茶大きいですが、サンプルも用意しましたので、よろしければお試しください。

プログラムとしては、目次やらしおりやら付箋やら、読書中あれば便利そうに思った機能をいろいろくっつけています。



・・・ユーザー インターフェイスまわりをできるだけ頑張ってみたのですが、こういう規模が大きいものを作るのは、やっぱり構造的にしんどいですね。せめてローカル変数が使えればよいのですけれど。

まだ、不具合等々も多いと思いますが、のんびり直していきたいと思います (今でも十分にスローペースという説もありますが)。

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次回作 - 2006.9.1

また更新の日が空いてしまいました(1年半も空かなかったのは不幸中の幸い)。

前作ペントミノへのご感想、ありがとうございました。公開直後はめっぽう忙しく、少し落ち着いてからもズルズルと、お礼も言わずにすみません・・・。

少し時間のやりくりができるようになったので、新しいプログラムを作っています。読書用の画像ビューアとでもいったものです。azur または T-TIME というPC/Mac用のソフト(有償版)が必要なので、あまり一般性はないかもしれません。基本はできていて、こんな感じ。



機能を欲張って時間がかかっていますが、秋のうちには何とか・・・。

      ---

ペントミノ - 2006.7.12

ものすごーーーーーーーーーーーーく久しぶりになってしまいましたが、新作の公開です。パズルの古典、ペントミノ

だいぶ前からちびちびと自分用のツールを作っていたのですが、それに行き詰まり、気分転換にと取り組みました。が、気分転換どころか、えらく時間がかかってしまいましたです。

      ---

電子読書端末 - 2004.11.17

少々遅きに失した感がありますが、LIBRIeでPC上の自前データを扱えるようになったと聞き、関心が非常に高まっています。こことかに実際の様子が。

LIBRIeに対して個人的に感じていた弱点は、

1.貸本スタイルでしかコンテンツを入手できない
 (自前のデータを利用できない)
2.辞書が物足りない。英語辞書が内蔵されていない
 (ただし、別売りの辞書は追加できるようです)
3.メモリースティックである
 (これは、まあ甘んじて受け入れますが)

・・・の3点だったのですが、最大の懸念事項は(ある程度)解消されたことになります。まだまだ理想とは言えませんが、ともかく一歩前進。
それにしても、LIBRIe自体はLinuxベース(ソースetc.はここから)らしいのですが、ユーザー側でシステムの入れ替えとか、やはり無理なのでしょうかね。

--

極私的に電子読書端末に求める条件を考えてみると:

1.自前のコンテンツ、辞書を利用できる (当然)
2.画面サイズは最低5インチ、160ppi以上、狭額縁
 5インチで800x600あたりになれば申し分ない
3.携帯性(重量・サイズと電池の保ち)

・・・くらいで、あまりとっぴな要求ではないと思うのですが、なかなかビビッと来る端末はないものです。

画面サイズについては文庫本を基準にしています。出版年代等によって若干異なりますが、活字の右上から左下を測ってみると14〜15cm(5.5〜6インチ)。液晶のppiが圧倒的に紙より劣る現状では、文庫本と同サイズの液晶でも画面あたりの情報積載可能量で負けちゃうわけですが、携帯性も考えると5インチくらいが妥当かと。


上記のほかにまあ、簡単なPIMが載ってるとか、手書きメモが取れるとかあれば便利そうです。いっそユーザーがソフトを追加できるとか、あるいは現在は使われなくなったMIザウルスのOSが再利用され、サポート対象ではなくてもこっそりMORE(というか9B)が動いたりとかすれば・・・もう電子読書端末ではないような気がしますが、極私的に理想の端末であることは間違いありません。

      ---

日々是騒日 - 2004.10.26

すっかり出遅れましたが、OSAさんのHPが移転ですね (お知らせをいただいていたのに長いこと無反応でいてすいませんでした)。
9B関係も今後の更新は移転先になるとのこと(こことかこことか)。9B者は要チェックであります。

       −・−

台風・地震と災害が続いていますが、うちもごくささやかに台風の影響を受けました・・・雨漏りです。

これも放っとくと家の安全性に影響したりはするのですが、それでも浸水なんかに比べれば、何というか牧歌的です。
さて、漏ったのは一階の天井でした。となると、原因はおそらくベランダか外壁のひび割れ。翌日、外壁を丹念に調べてみました。

幸か不幸か、ひび割れ等は見つかりませんでした。その代わりというわけでもないのでしょうが、スズメバチの巣が見つかりました。

・・・嗚呼。



* 幸い、すでに放棄された巣らしく、ハチの出入りはありません。スズメバチは冬になると、巣を完全に出払って冬ごもりするそうで、年末にでも撤去の予定です。

      ---

ミニゲーム - 2004.9.27 (追記: 9.28)

9Bのプログラムもいろいろと作りかけで放ってあって、いかんなーと思ってはいるのです。

ですが、ふとゲームが作りたくなって、それなら操作が簡単で、短い時間で終わるのがいいなと思って、結局 rendezvous (ランデブー) という、いたってシンプルなゲームができました。

よろしければ仕事や勉強の空き時間にでも、遊んでやってくださいませ。

追記、というか返信:
さっしさん、ご明察のとおりで忙しくしています。ただ、今やってるのがいまいち気乗りしない仕事で、逃避行動でゲーム作りに走ってしまいました。おかげで、後ろがどんどん苦しくなっているのですが・・・。

そして万願寺さん(音感衰弱、苦労してます)のご指摘にあったことですが、GETPIXMAP という(未公開)命令を今回はじめて使っています。やっと使う機会を得たといった感じです。

星の動きやらは、スポーツものなんかに応用できると思うので、意欲のわいた方は(・・・といって、あまりいらっしゃらないでしょうが)その手のアプリ作成にチャレンジしてもらいたいところですね。

      ---

シャッフル - 2004.8.28

シャッフルですが、何のひねりもありませんけど、SHUFFLEコマンドを使うってのはいかがでしょうか。

トランプのカードを想定して、数字1〜13の末尾にスートH,C,D,Sを付けるという形でサンプルを作成してみました。


REM 944BASIC 'SHUFFLE TEST'
S=SYSCNT
PRINT S

CC=51 :REM カード総数−1
DIM SUIT(3)='H','C','D','S'
DIM CARD(CC)

FOR I=0 TO CC
M=INT(I/13)%4 :REM スート(マーク)
N=(I%13)+1 :REM 1〜13の数字
N=STRCAT('0',N) :REM 処理しやすい
N=RIGHT(N,2) :REM ようにゼロ詰め
CARD(I)=STRCAT(N,SUIT(M))
NEXT

REM 配列をシャッフル
RANDOMIZE TIME
SHUFFLE CARD

S=SYSCNT
PRINT S

FOR I=0 TO CC
M=INT(I/13)*5
N=(I%13)+1
LOCATE M,N+4
PRINT CARD(I)
NEXT I
KEYWAIT
END

SHUFFLEは便利なのですが、1次元配列でしか使えないのでそれなりに工夫は必要になりますね。

−−

これを作成してみて、上のようなマルチステートメント(:)の使用で結構スピードが低下していることに気付きました。上記プログラムのCCを519あたりにして、コメントを削除したものと比較したところ、MI-E25DCで0.5秒程度の差がありました。マルチステートメントを使用せず、ちゃんと1行使ってREMを記入した場合は、0.1秒程度の差異でした。

もちろん、マルチステートメントにより速度は多少低下すると思っていたのですが、予想していたよりも大きいですね。これだとループをぶんぶん回すようなプログラムでは、体感できるレベルになるかもしれません。

僕のプログラムはソースの見通しを優先してマルチステートメントを多用しているものが多く、困ってしまうのですが、ここは一つ手軽に速度を向上できる余地があるのだと思うことにしましょう。

      ---

UTF-8 → Shift-JIS 補遺 - 2004.8.24

前回記した「UTF-8 → Shift-JIS変換」ですが、左の "junk/test" のところにページを設けました(プログラムの内容は何も変わっていません)。

プログラム自体はもっとUTF-8向けに最適化(→高速化)できるはずです。が、やはりこういう力で押してナンボのやつはMOREでほしいなというのが正直なところ。

      ---

UTF-8 → Shift-JIS 変換 - 2004.8.20

前回、据え置き型PDA云々と言っておきながら何ですが、UTF-8のテキストファイルをShift-JISに変換するプログラムを試作してみました。

KALOU8SJ.lzh (60KB)

結構ファイルがかさばる(350ファイルほどあります)ので、コンピュータ上で解凍してからメモリカードにコピーすることをお勧めします。


ファイルのコピー
ファイルを解凍すると、KALOU8SJ.BASというファイルとUTF8というディレクトリが展開されます。
UTF8ディレクトリは任意の場所に置くことができますが、プログラムの初期値はC1:のルート(C1:\UTF8\)となっています。特に問題がなければC1:のルートにコピーすると楽です。
KALOU8SJ.BASは、任意の場所にコピーできますが、通常はメインで使用しているメモリカードの944BASICディレクトリにコピーします。

プログラムの修正
KALOU8SJ.BAS の

 INFILE=''

の ' ' 内に、変換元のUTF-8形式のテキストファイルを指定します。ファイル名のみだと、KALOU8SJ.BASと同じディレクトリ内を探します。フルパス指定が確実です。

 OUTFILE=''

の ' ' 内に、変換後のファイルを指定します。ファイル名のみだと、KALOU8SJ.BASと同じディレクトリ内にファイルを作成します。フルパス指定が確実です。

UTF8ディレクトリをC1:のルート以外にコピーした場合は、
 UTF8='C1:\UTF8\'
をUTF8ディレクトリのフルパスに修正します(末尾には\が必須)。

・・・後は、実行するだけです。

問題点
・元のテキストにない改行が入る
254バイト以上の行は、複数の行に分割されます。
これは時間やら技術やらが不足していて(有り体に言えば、調べている余裕がなくて)、9BのSAVETEXTでテキストファイルを保存しているためです。すいません。

・変換できない文字がある。
欧文特殊文字や一部の記号類は変換できない場合があります。

・遅い
ごめんなさい。

参考資料
UTF-8 の変換表については、http://ash.jp/に掲載されているものを元に作成しました。

保証
まったく無保証です。テストもまるで十分とは言えません。自己責任でご利用を。

実験やサンプルの目的で作成しましたので、コードやデータの再利用はどしどし行っていただいて結構です。

−−−−

プログラムのロジック自体はひどく単純なので、応用は楽と思います。コメントも多めに入れておきました。

アサヒ・コムと日経BPのRSS/RDF、Niftyのココログを、PCからCFに保存したものでテストした限りでは一応変換できているようです。

また、標準のブラウザでココログのページを開き、範囲選択→コピー&ペーストでテキスト化したものを変換してみたのですが、これは失敗しました。

RSSリーダーとまではいかなくても、Cosmic Tripper等でRSSのtitleの中身だけを取得 → SJISに変換、とかできればよさそうなのですが。

      ---

据え置き型PDA - 2004.8.5

2カ月以上も休んでおいて唐突に何ですが、据え置き型PDAというのを、このところ考えています。MI-E1が余っているので活用したいなと思ったのがきっかけ。

この運用方法で求められる機能を思いつくままにあげると、

・カレンダー
・時計
・画像表示(スライドショー)
・電光掲示板風、情報表示

・・・などなど。
最後のはちょっと補足が必要でしょうか。要するに、時々ネットのニュースサイトからテキストを取得して(Cosmic Tripperなどを使えばよいでしょう)、それをだらだらと右から左へ流すというような趣向。

一つ一つは、既にMOREなり9Bソフトなりで可能なものばかりです。なので、それらをまとめられないかと思って、いまやってます。


Copyright(C.)1996-2004 by Yoko YAHAGI
(「ホームページのおもちゃ箱」より)






INIファイルをいじるだけで、わりと簡単かつ自由にレイアウトや配色を変更できます。

テキスト表示はまだとか(上のはダミー・テキスト)、ペン操作できないとか、キーの反応が遅いとか、いろいろあって先は長いのですが、まあそのうち。

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まだまだ液晶生物 - 2004.5.28

そしてさっしさんも・・・。
・・・やっぱり、わりと日常茶飯にいるんでしょうか? >液晶の海を泳ぐあいつ。

色は、うちは黒でしたね。いみふめさんとこも「白っぽい」やつだったそうですが。

ここを見ている方で、他にこんな色もあるよという目撃談があれば、ぜひ。
もし極彩色のやつがいたら、液晶イルカあらため液晶ウミウシと呼ぶことにします。

      ---

またしても液晶の中のあいつ - 2004.5.26

万願寺さんもお仲間とは・・・。
・・・というか、案外よく出没するのですかね? >液晶の中でうごめく生物。

ここを見ている方で、もし他にも目撃談があればぜひ教えていただきたいものです。
また、液晶の中のあいつを見たら宝くじがあたったとか、冷え性が治ったとかいう体験談がございましたら、そういうのもぜひ。

      ---

あれこれ - 2004.5.24

お仲間がいらしるとは・・・。

実はうちのも、先日の文章を上げて以降一度だけ、出てきたことがありました。でも、それからは本当に姿を見ません。飼い主に似て、控えめな性格のようです。

しかしまあ、いなくなったらなったで落ち着かないものです。PDAの中で正体不明の生物が朽ちていると思うとねえ。

と言って、成長したり、分裂してわらわら増えたりとかされても困るのですが。

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話変わって。
土日は、部屋の模様替えをしていたのですが、プランを考えるのに箱部屋を使ったり、本棚を動かすときにミステリーホームを思い出すあたり、我ながら濃いMI者であるなと思いました、ハイ。

      ---

液晶の海 - 2004.5.17

昼食を終えて、PDAで電子テキストを読んでいたときのこと。液晶の中央付近に黒い点があるのに気付いた。ページを送っても、画面の表面をぬぐっても、黒い点は変わらずそこにある。

「おいおい、ドット抜けかよ」思わずつぶやいたのだが、それを言い終わらぬうちに、ドット抜けにしては妙であることに気付いた。

まず、その黒い点がぼんやりしていること。いくらドットピッチが細かい液晶 (ちなみに、シャープのMI-TR1という製品だ) と言っても、液晶に目を近づければドットの一つ一つはくっきりしていることが見て取れるものである。
次に、点の大きさだ。1ドットよりは大きいのだが、2ドット並んでいる大きさでもない。
そして −これが決定的だったのだが− その黒い点が、ゆっくりと動き始めたのだ。

しばらく呆気にとられて眺めていたが、やがて拡大鏡を持っていたことを思い出した。デザインが気に入って用もないのに買ったものだが、思わぬところで役に立つ。

   − ・ −

拡大鏡を通すと、液晶は網戸のように見える。その編み目をすり抜けるように、黒い物体が「泳いで」いた。

形は、背ビレこそないがイルカによく似ている。体の横には、胸ビレのような手のようなものが2つ、ゆっくりと動いていた。
しかし12倍の拡大率ではそれ以上の詳しいこと、つまり皮膚の質感であるとか顔に相当するものがあるかといったことまではよくわからなかった。

それでも、この液晶イルカ (…と、便宜的に呼ぶことにする) が愉しげな様子であることはよくわかった。円を描くように同じところをぐるぐる回ってみせたり、ときどき体を裏返してみせたりする (全身真っ黒で、裏表はよくわからないのだが、胸ビレの様子で回転しているのがわかる)。
…事情が許すなら、きっと液晶の海を飛び跳ねていたことだろう。


そんな風に遊びながら、液晶イルカはいつの間にか液晶の隅に近づいていた。そして、画面の端の黒い縁にまぎれてしまうと、もう二度と姿を現さなかった。


   − ・ − ・ − ・ − ・ −


もちろん、フィクションです・・・が、MI-TR1で読書中に小さな動く黒い点がいたとこまでは事実です。
となると、妄想の一つもしたくなるわけで。「液晶で泳げるわけないじゃん」とか「タッチパネルと液晶の間にダニでも入ったんでしょ」とか、野暮なことは言わないように。

あと、もしこれを読んだ方に19世紀欧米怪奇幻想小説のコアなファンがいらしたら「これはフィッツ=ジェームズ・オブライエンの『ダイヤモンドのレンズ』に似てないか」と思われるかもしれないのですが、うん、僕もそう思います。書いてる途中で気付いたのだけど、まあせっかくだから上げておこうかと。

      ---

辞書 - 2004.5.6

先日、文字について書いたわけですが、要はこういうことがしたかったわけです。



欧文特殊文字をMIザウルスの該当フォントに置き換えただけですね。元データは、各所に無償で公開されているPDIC用辞書。このようなデータを公開していただいていることに、ただただ感謝です。人様のデータなので、変換後の辞書データを配布するとかいうわけにはいかないのですが。なお、変換にはperlを使っています。

そもそも使いやすさにも難があって、たとえば特殊文字の入力がすこぶる面倒とか、TTV(ブンコビューア)では半角欧文特殊文字が表示されないので、「なぞって辞書引き」もできないとか、いろいろ。

--

西欧語よりも、韓国/朝鮮語、中国語(簡体字/繁体字)、アラビア語あたりの辞書がひければおもしろいところですが、文字種の関係で、少なくともMIザウルス+ZPDVIEWでは無理ですね。ロシア語は何とかならないかと模索中(自分で作るほかないかも)。

素直にUNICODEに対応したPDAを使えばよいのは承知していますが、まあ。

      ---

フリーセル - 2004.4.29

さっしさんフリーセル
仕事の合間、ランダムにあれこれやってるわけですが、解けないものって今のところなかったです(乱数でカードを並べているので、理論上は不可能な並びもありうるのです)。

・・・こうなってくると逆に、これは解けないってのが一つくらい見つかってほしいような。

それにしても1758番は手強かった。

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文字をめぐりて - 2004.4.20

万願寺さんのところでピンイン表記の要望が上がっているわけなのですが、そう、僕も数字ではなくちゃんと記号で表記したいと思ってはいたのです。ですが、次の理由で今のところ断念しています。

1. ai など母音が二重になった場合に記号を付ける位置のルールをわかっていない。
2. 軽声(5)はどう表現したものか。
3. CEDICT というフリーの中英辞書があるのですが、その辞書も数字表記のピンインなので、わりと都合がいい。

といった理由です。んー、何か書いてて後ろめたい気がするのは、どうしたわけか。

・・・記号表記については、もう少し中国語の勉強が進んでから、考えてみますです。

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ところで、こういった特殊文字やら記号について。

MIザウルスは国産のPDAということで、横文字の表現力にはあまり期待していませんでした。たとえばフランス語のアクサン(é)やドイツ語のウムラウト(ü)などは、きっと表現できないのだろうと勝手に思いこんでいました。

その種の特殊文字が表示されているページをブラウザで覗けば簡単にわかることなのですが、実際にはこれらの欧文特殊文字もかなりの度合いで表現できるようです (よく見ると、統合辞典の発音記号にも使われています)。

Ø (O に斜線) などはブラウザでは表示できないみたいですが、文字データ自体は持っています。しかし、さすがに Ð (Dに横棒)や þ (pの縦棒を長く)は表示できないみたい(ISO-8859-1 Latin-1 には含まれています)。アイスランド語は表示できないことになりますね(アイスランド語以外の北欧語は大丈夫です)。

残念ながら、キャロン(^ の上下逆)の付いた文字も含まれていません。Latin-1 文字セットにもないためしょうがないとはいえ、この種の文字があれば、そのままピンイン表記に使えたのですが。言語としては、東欧系の言語が表示できないことになるのでしょうか。

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MIザウルスの文字コードでは、0xFC80(64640)〜FCDB(64731)が、これら欧文特殊文字になっています(こういったのを、手軽に調べられるのも9Bのおかげですね)。
発音記号はどうかと探してみると、0xFDA0(64928)〜FDC1(64961)。でもθ(シータ、th音)がないなと思って探すと、半角数学記号のところに用意されています。数学記号は0xFCDA(64730)〜FCFD(64765)。

日本語まわりでいえば、半角ひらがな(これは万願寺さんのソフトでおなじみ)が0xEC40(60480)〜EC93(60563)、漢字の偏と旁(つくり)が0xEB40(60224)〜EB9E(60318)。

使用するフォントによって、表示が異なるものもあります。たとえば、0xEBA4(60324)〜の数字は、最大フォントでは斜体で、標準フォントでは太字で表示されます。また、発音記号は、最大フォントではきれいに表示されません。


・・・MIザウルスって意外な表現力があるというか、学習用マシンとしてポテンシャルが高いのかも。

      ---

解答編 - 2004.4.16

前回の解答です(太字部分)。

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REM 944BASIC 'Puzzle'
DIM MN(4)='メニュー 1','メニュー 2','メニュー 3','メニュー 4','メニュー 5'
MENU MN,5,0
M=MENUNO+1 :REM M=メニュー番号
CMD=STRCAT('GOSUB *SUB', M)
COMMAND CMD
KEYWAIT
END

*SUB1
MESSAGE 'メニュー 1 を選択しました'
RETURN

*SUB2
MESSAGE 'メニュー 2 を選択したのです'
RETURN

*SUB3
MESSAGE 'メニュー 3 を選択したんだよ'
RETURN

*SUB4
MESSAGE 'メニュー 4 を選択してしまった!!'
RETURN

*SUB5
MESSAGE 'メニュー 5 を選択するとは・・・'
RETURN

----

9Bコマンドを実行する COMMAND がミソですね。
IFBLKを多用せず、コードをすっきりさせるために使うテクニックということになるでしょうか。

さっしさんのソースでは、変数に変数名を入れておき、条件に応じて使い分ける、という操作をやっておられました。これってperlの"リファレンス"に、ほんの少しだけ近い感覚があるかも。

他には、たとえばバッテリーのオフカウントを制御をするプログラムなんかで、ACの接続状態によってGETACOFFCNT/GETBATOFFCNT (SETACOFFCNT/SETBATOFFCNT) をすっきりと使い分けるなどに応用できそうです。

いやあ、それにしても目からウロコでした。

      ---

パズルなど - 2004.4.14

さっしさんのプログラムのソースを見ていたのですが、おもしろいテクニックを使っておられるのに気付きました。普通に紹介するのもつまらないので、アレンジしたうえで、クイズというかパズルにしてみます。

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REM 944BASIC 'Puzzle'
DIM MN(4)='メニュー 1','メニュー 2','メニュー 3','メニュー 4','メニュー 5'
MENU MN,5,0
M=MENUNO+1 :REM M=メニュー番号
?
?
KEYWAIT
END

*SUB1
MESSAGE 'メニュー 1 を選択しました'
RETURN

*SUB2
MESSAGE 'メニュー 2 を選択したのです'
RETURN

*SUB3
MESSAGE 'メニュー 3 を選択したんだよ'
RETURN

*SUB4
MESSAGE 'メニュー 4 を選択してしまった!!'
RETURN

*SUB5
MESSAGE 'メニュー 5 を選択するとは・・・'
RETURN


--

このプログラムにコマンドを追加して、メニューを選択すると、それぞれに対応したサブルーチン(*SUB1〜*SUB5)に飛ぶようにしてください。
コマンドを追加するところは、先頭が ? の2行だけ。マルチ・ステートメントは使いません。

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フツーなら IFBLK を使って何行にもわたってしまうところですが、その気になれば2行だけで処理できるんですねえ。解答は金曜日あたりに。

      ---

ひさしぶりだ - 2004.4.11

親の入院はしばらく前に無事に終わりました。入院看護と言ったってそんなにすることはないだろうと高をくくっていたのですが、意外と雑事が多く、結局てんやわんやでした。入院世話期間中、9Bにも時間を割く腹づもりだったのだけどなー。

退院後しばらくして、少し暇になり、また9Bをいじり始めています。こちらもポツポツと書いていきますので、あらためましてよろしくお見知りおきを。

--

他のみなさんの9B作品を落ち着いて見ることができたのも、親の退院後。最近、良作が多いですよねえ(一見地味に見えるかもしれないのだけど)。

万願寺さんalgoはやってみると、意外にシンプルかつ、ほどよく運や勘が絡むので簡単になりすぎず、おもしろいです。
さっしさんファイル・ビューワーほかで使用されている、"アクティブ状態監視テク"にもちょっとした感慨が。地味だけど、9Bでこういうことって意外にできなかったことですから。
一方、派手なのはいみふめさんの3D MAP。ホント、ゲームに応用していただきたいです。BGみたいに配列でマップを描画できたら、944さんのRPGを3D化するとかおもしろそう。

--

手みやげと言うわけでもありませんが、だいぶ以前にここでも少しふれた「漢字の中国語読み」を表示するプログラム(便宜的ピンイン指南軟件)を公開します。

あと、ついでというわけでもないのですが、ロシア語のアルファベットを覚えるために作ったプログラムもジャンク扱いで → KALLRUSS.BAS

      ---

近況 - 2004.3.9

だいぶ前にここに記した件で、親が入院することになりました。遠方の病院なので、何かと大変。
ここもほったらかしでしたが、何卒ご容赦を。

      ---

黒板、再び - 2004.2.11

宝箱登録依頼に合わせて、黒板に手を入れました。変更点は、次のとおり。

・描画領域を広く→縦画面専用になりました
・標準の保存場所を F1:\KOKUBAN に
・消す際にもペンの太さが反映されるように

画面が広くなった以外は細かな変更なので、広い画面の必要性を特に感じない場合は、バージョンアップしなくても問題はありません。でもまあ、よろしければ拾ってください。

      ---

文字化け - 2004.2.3

ときどきザウルス(MIザウルス)で受信したメールの文字が化けることがあります。正確には、JISコード(iso-2022-jp)が生で出ちゃっている状態。$B で始まり、)B で終わる文字列が頻発する、という特長があります。

Lotus Notes から送信されたメールで何度か起きているのですが、必ず起きるわけではありません。軽く検索した範囲では似たような事例も見つかりませんでした。
・・・あまり起きないエラーなのでしょう、きっと。

そのようなメールを読むための9Bのコードです。
KALTJ2SJ.BAS
使い方は次のとおり。

1.化けているメールを開き、メニューで[複写]
2.KALTJ2SJ.BAS を実行
3.しばらくするとファイル名の入力が求められるので、適当な名前を入力

もちろん、化けているメールすべてに対応できるわけではなく、"行頭の$Bがやたら目に付く"ような文字化けだけです。

読めればいいだけのかなりテキトーなプログラムなので、いつも以上に動作に信頼がおけません。特にクリップボード関連はいい加減で、うまくデータを読んでくれないことがちょくちょくあります (後でやり直すと、たいていうまくいきますが)。

とまあ、ずいぶんマイナーかついい加減なものですが、もし同様な現象でお困りの方があれば、一度お試しあれ。

      ---

近況など - 2004.1.20

宝箱
おぉっ、一挙に4本も。
うちからは、次にROTATORを登録依頼しようと思っています。ページを手直しして、近日中には。

ひたすら
ROTATORは、時間無制限モードを入れてから登録しようかと考えていたのですが、変更量が結構大きくなるので、別バージョンのプログラムにするつもりです。「ひたすらROTATOR」というタイトルになる模様。
実のところ、現在ある程度動くだけは動いていますが、細部の変更(画面レイアウトやら)に結構手がかかります。また、ヘルプをどんな風にするかも思案中。ROTATORの路線を受け継いだものかどうか。これが一番の難物かも。

余談
話変わって、まったくの余談ですが・・・。ザウルスの漢字変換システムが、妙に固有名詞の変換に強いのはわりと有名ですが、河鍋暁斎(かわなべきょうさい)が一発で変換されたのには驚きました(ちなみに、明治期の絵師です)。
でも、笠智衆(りゅうちしゅう)を変換できなかったのは、ちと残念。

余談、その2
もはやザウルスとはまったく関係ない余談ですが・・・。僕は中学生の頃、笠智衆の読み方を知らず、さんざ頭をひねって「かさ・ともひろ」だろうと結論付けました(「かさじ・ひろし」が第2候補でした)。ちゃんとした読み方は、それからほどなくして知ったのですが、「りゅう・ちしゅう」が芸名でなく本名であると知ったのは、つい最近のことです。いやはや。

読み
とまあ、日本語においても漢字の読みとは厄介なものですが、次の9Bの新作は漢字(日本語)の中国語読み(ピンイン)を表示するプログラムになる予定です。今年こそは中国語に手をそめようと思っているワタクシ。

フリーで公開されているデータを参照するだけの、あまり難しいプログラムではありません。すでに基本的なところはできています。ところがこれも、ヘルプをどんな風に書いたものかで思案中。ただでさえ注意点が多いプログラムのうえ、中国語の文字や文字コードの概要も必要でしょうし。何と言っても、僕自身、中国語を学び始めて日が浅いというのが最大のネックです。

というか、日本語とアルファベット以外の文字を扱うとなると、やっぱりUNICODEに対応したPDAを使うのが一番よさそうな気がしてならないのが、何とも。

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年号換算 - 2004.1.11

年またぎの仕事があったため、正月休みもなんだか気が抜けなかったのですが、金曜日に納品も完了して、やっと正月気分です。

旧年中に完成していたのですが、なんとなくずるずるとアップするのを先延ばしにしていた年号換算をアップしておきます。画面といい、やってることといい、シンプルきわまりないですが、まあこういうのもあってよいでしょう。

なんでまた、こんなのを作ったかというと、うちの近所に何やら碑か墓のようなものがあって、ほとんど読めないのですが「文政九年」だけ判別できたのですね。西暦何年かはネットですぐに調べが付いたのですが、ついでだから9Bでも作っておこうと。やけにシンプルなのは、こういうイージーな動機で作ったからです。

こいつから、ぼちぼち宝箱への登録依頼も行おうかと考えています。




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