新コマンド - 2003.3.31
やっと買えたよ、『モバイルプレス』。SLザウやら電子辞書やらの話題も興味深く読んだのですが、やはり9Bの記事を熱心に読んでしまうわけで。
新コマンドとしては、LOADBIN、WHILE(これは以前にWWWでアナウンスされていたと思います)、LOOP(これはWHILEと対)、バイナリ型の変数表記(D[i] のように[]を使用)なんかがうかがえますね。スプライトの回転機能もアナウンスされています。
この回転機能については、リファレンス作成時、SPRITEコマンドのモードについて944さんに質問したときに、予定中のモードとして教えていただいたことがあります。もうだいぶ前になりますね。その時点ではまだ完全ではないので内密にとのことだったのですが、いよいよ解禁ということでここだけの話、モードは 7 を使用します。さらに回転の角度として最後に 0〜360のオプションを追加してやれば動きました。
例: SPRITE 1,1,7, 119,119, 0,0, 24,24, 1,1, 120
ただ、これが正式な構文かどうかは不明です。あくまでテスト目的でお試しあれ。
MI-TR1 - 2003.3.27
うむ、やはりVGAは美しい。アンチエイリアスなしの明朝体を、初めて美しく思いました。SL-C700に魅せられる人が多いのも、むべなるかな。
ところで、TR1でも内蔵アプリを片っ端から止めれば、9Bは動きました。240x320なので、えらくちっこく表示されますが。
ただ、寸暇を惜しまねばならぬ今の状態で買ったのは失敗だったかも。時間が・・・。
ときに、CFを買いに行ったついでに、3件ほどの書店で『モバイルプレス』を探したのですが、またしても置いてませんでした。やれやれ。
VGA - 2003.3.25
日曜日にVGAザウルスを買いました。もちろんMI-TR1です。
ところが使おうと思っていた古いCF(32MB)が臨終で、まともな運用ができません。明日はどうにか時間をとって、CFを買いに行きたいもの。モバイルプレスもまだ買ってないし。
二題 - 2003.3.23
グランパ
ザウルス文庫で筒井康隆の「わたしのグランパ」が出ていますね。読みそびれていた作品だったので、いいタイミングでした。値段も安く(\350)、さっそく購入。読むのはこれから。
それにしても、SST (for Zaurus)は、もう少し情報をすっきりできんものでしょうか。これだって、電子文庫パブリ経由で気付いたような次第。
模様替えして、以前よりよくなったとは思うのですが・・・。
文字でスプライト
万願寺さんのところで、スプライトの話が出ています。
そう、テクスチャ画面ではPOINTとPAINTは効かないですよね。僕もsnowであれこれやってたとき苦労したのを思い出しました。
また、描画が240x320の範囲を超えられないのは、たしか速度をかせぐため、内部的に描画は240x320の範囲に限定されていたのだったと思います。
ところで、PRINTってテクスチャ画面で使えたっけ?ってんで、試してみました。ところが、文字が表示されません。
だよなー。以前試して、P?INTはテクスチャで効かなかったんだよなー。でも、なんか白い四角が出てるのはなんだろう?
考えること数分。はたと気付きました、スプライトで「黒」は透明化されて表示されないことに。デフォルトでPRINTを使うと文字は黒になるのでした。色を変えてやると見事に成功。せっかくなのでBGも使って、サンプルはこんな感じ。
REM 944BASIC '文字でBG+SPRITE'
SETPAGE 0:COLORBG 255,255,255:CLS
REM テクスチャ画面に文字をPRINT
SETPAGE 2:COLORBG 0,0,0:CLS
FONT 144:GCURSOR 0,0
COLORFG 48,192,48:PRINT '◆';
COLORFG 192,48,48:PRINT '♪'
SPRITE 1,1,5,119,119,24,0,24,24,3,3
DIM B(0,0)=0
X=0:Y=0:MV=8
*LOOP SYNC
X=X+PADX*MV:Y=Y+PADY*MV
IF ABS(X)>640 THEN X=0
IF ABS(Y)>640 THEN Y=0
BG B, 0,0, 240,240, X,Y, 24,24
REFRESH 0,0,0,0,240,240
GOTO *LOOP
背景がスクロールするだけなのですが・・・。1画面に収まるので、リファレンスに追加しようとか考えています。
テクスチャへの描画を使うと、画像を使わずにおもしろい効果が出せるので、ちょっと嬉しかったり。
ところで、BGのはまりやすい(?)ポイントは、BGでは黒が透明にならないことですね・・・。
遅まきながら - 2003.3.18
「9Bの文章面に少し力を入れよう」企画の第2弾として、「9B まずは使ってみよう」という文章をアップしました。
このページについては、リンクはもちろん文面の転載も、連絡なく行っていただいてかまいません。
すでに9Bソフトを使っている方、あまつさえプログラミングを行っている方には、いまさらな内容なのですが・・・。
ただ、これから9Bを始めたいと思った方には、意外に情報が分散していてつかみにくいように思えたので (OSAさんの9B FAQを見れば、かなりわかるのですが、これからの人には行き着きにくいかと思ったのです)。
中には「いまさら9B?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、1年少々でこれだけバラエティーに富んだソフトウェアが出てくるのは、主観を排して見てもやはりおもしろい文化だと思うのですよ。
MIからSLへの過渡期とぶつかった格好で、やや勢いが鈍った感のある9Bですが、もう少しこの文化を掘り起こしたいなあと。それに、9BはMIとSLをシームレスにつなぐ技術となる可能性だってあるのですし。
てことで、「9Bの文章面に少し力を入れよう」企画はもう少し続けたいと思います。9Bプログラムの入門編が書けたらいいのですが、ハードルが高いなあ。
忙しい - 2003.3.13
これなら余裕あるか、と思っていた仕事。目算を誤りました。調査にやたら時間がかかり、アップアップ。
で、それを納めた翌朝、アポなしで仕事のファイルが送りつけられてくると。うーむ、3本抱えが続くなあ。
(短時間の依頼なので断るより、さっさとやっつけた方が速いのが幸いというか不幸というか)
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そんな中、俗にラウンジと呼ばれる音楽のインターネット・ラジオにささやかな安らぎを見いだしていました。
ラウンジ・ミュージックの正確な定義を僕は知らないのですが、まあ取りあえずはUHFのテレビ放送で昼の2時頃に流れる「午後の奥様シアター」でやってる60〜70年代の激マイナーなイタリア映画で使われているような音楽を思い浮かべていただければ (実際には守備範囲はもっと広いと思いますが)。
ラウンジが静かなブームと言われてもう数年になります。僕もこっち方面を聞き出して結構経つのですが、いまだに部屋で流す音楽の7〜8割はラウンジ系の音楽です。よほど肌に合っているようです。
その系統のインターネット・ラジオは海外に比較的多く、ここ数日は何となくそんな中の1つRetro Cocktail Hourのアーカイブを聞いていました。KPRというカンザス州でやってるラジオ局の1番組のようです。URL からわかるように大学内にある局みたい。
モリコーネやマンシーニなど定番は当然なわけですが、1/11のアーカイブでは東京ドドンパ娘が流れてきて「やるなぁ」と感じ入ってしまいました。結構いいのだ、これが。それからしばらくすると、今度は「カウボーイ・ビバップ」のサントラから1曲が(Tank!ではないマイナー目の曲)。
・・・うむ、この選曲の幅の広さはかなりなもんかも(若干、トロピカル寄りではあるが)。ジャンルはジャズからTikiにまで至るし、いわゆるラウンジだって定番からLes Hommesみたいな新しめのグループまで、基本線もよく抑えていますぜ。
音楽と言えば、無声映画時代に弁士の裏で流していたお囃子集なんかほしいと以前考えていたことを、ドドンパ娘で思い出しました。三味線とバイオリンが当たり前のように混じって、これがなかなか新しい感覚なのだ。惜しむらくは、その時代と性格上、あまり記録に残っていないところ。まあ、マツダ映画社の『日本無声映画大全』は持ってるんだけどねー。
ちなみに、Webを調べたところ、ドドンパとは都々逸(どどいつ)とルンバをミックスした日本独自のリズムらしいです。
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・・・仕事の合間に、こういう文章を書くのもまあ、(時間がもったいないと思いつつ)ストレス解消の一助なのですな。PDA関連とはほぼ無関係の話題ですが、ご容赦を。
続・電子辞書端末 - 2003.3.6
以前に、電子辞書端末にテキストビューアは付かんものかと書いたら、まさにそんなのが。正常な進化だと思いますが、SL系のザウルスと見比べると、もうひとがんばりしてほしいと思うのもまた事実です。
画面の大きさとかビューアのできはともかくとして、内蔵の辞書がなあ。もう少しシンプルにして外部辞書を充実させる(そのぶん本体の価格を下げる)か、いっそ内蔵の辞書を購入前に取捨選択できれば理想的。辞書の構成がシンプルという意味では、GENIOの新製品の方が個人的に魅力を感じます。
前にもそれっぽいことを書きましたが、いっそ電子辞書OSにMI系ザウルスのOSを採用するとかしてもらえると、MI系の資産やノウハウが存命できてよさそうなのですが。ライセンスフィーやら、他国語辞書での文字コードの問題があるかなとは思いつつ。
三寒四温 - 2003.3.4
寒い
大阪南部も久しぶりに雪でした。
新作9Bソフト
SINTAKさんとちーずさんから漢字ベースの間違い探し系が。気楽に遊べるところがいいなー。いずれも漢字の難易度がランダムなようなのですが、難易度低→高へと徐々に上がってくれれば嬉しいかも。
ちーずさんの未登録作品、DotSpeederは描画処理による演出がかっこいいですね。でも、ゲームについては、ちょっと画面が細かすぎて見えにくいというのが本音だったりします・・。内容的にはスネークとLINE GAMEの2つが混ざったような、ついやりこんじゃうタイプのゲームなのですが。
THさんのTrain!Explorer。GUIが実に洗練されたデザインです。現時点の9Bでは、基本的にGUIはすべて自作する必要があり大変なわけですが、MOREソフトくささが抜けていいこともあるのなーと思ったり。
内容的には、大阪南部のきわめて単純な鉄道沿線に住んでいる人間には・・・猫に小判です、ハイ。しかし、具体的には思い浮かばないのですが、他の用途にも応用できればおもしろそう。それと、キーボードで操作できれば、という感はあります。
9Bの文章面に少し力を入れよう企画
9Bのインストールやら準備やらについてまとめたページがほしいなーと思い、次はそういう文章を用意すると思います。スプライトの応用編もネタは徐々にそろえています。
スプライトのキホン - 2003.2.28
「9Bの文章面に少し力を入れよう」企画の第一弾として、「スプライトのキホン」という文章をアップしました。
SPRITEとREFRESHの考え方を、なるべく平易に書いたつもりです。よろしければ、参考にしていただければ。
第二弾、三弾と続けられるかどうかが問題だな・・・。
いろいろと - 2003.2.27
確定申告
本質的には、しかるべきところに数字を記入して計算するだけなのに、ひどく消耗します。ホントこういうのに適性がないワタクシ。でもまあ、何とかやっつけました。
ZAUCYTE
もちろん個人のページは、仕事や日常が大変なら後にまわすべきものだと思います。そのことは承知の上で、それでもやはり、SHUさんのところが閉鎖と聞いて残念に思ってしまうのは仕方がないところ。願わくば、いまの休眠状態のまま、本当に無理のない時にだけでもつぶやいていただければ。
IM
さて、9B界ではいみふめさんから新作2発。爆裂系のブロック崩しは本家に近い味わいですねえ。フツーにブロック崩しとして楽しんでも、それなりによいかと。
しかしながら、何と言ってもすごいのは「9B−IM - InstantMassager -」です。何がすごいって、このソフトが正式に登録されたら、記念すべき I ジャンル初の9Bソフトになるってあたりですぜ。確かに通信してるもんなあ。
ある意味9Bの懐の深さを表しているとも思うので、ここは一つ I ジャンルのまま登録してほしいなあ。全ジャンル、コンプリートにもなることだし。
パーソナルサーバー
万願寺さんも気にかけていらっしゃるパーソナルサーバー。サンプルムービーは復活したようで、標準画質を見たところ十分にきれいでございました。
録画したデータの活用や静穏性が気になるため、どこかで上がるであろうレビューを見たうえで、お金を貯めたいと思います。・・・でもその前に、記録型DVDを買わなきゃなあ。
黒板アップ、舗装街道修正 - 2003.2.24
黒板という9Bソフトをアップしました。お気楽、落書きソフトです。しかしながら、チョークもといペンをあまり速く動かすと、うまく線を引けません。ご勘弁を。
追記:
爪かぁ。問題は音源ですね・・・。てことで、MI-Zauで鳴らしても、らしく聞こえる音源をお持ちの方は、ぜひ当方まで。
さらに追記:
そう、ピンクや黄色のチョークもほしいですよねぇ。たぶんそんなに難しくないのですが、今の作りでは初期化に時間がかかりそうです。外部に画像ファイルを持てば済むのですが・・。
画像、特にスプライトの扱いは参考資料が少ないので、読み物のページを作りたいなと・・・だいぶ前から思っています。思ってるだけでなく、手を動かさないとなあ。
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舗装街道も修正しました。純然たるバグフィクスで特に機能を追加したりはしていないのですが、まあよろしければ。
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それにしても、舗装街道の頃のドキュメントは丁寧です。当時はたしか「プログラムが下手なのはしょうがないから、せめて参考資料として使えるように」と、一生懸命書いていたように思います。・・うむ、なかなか殊勝である。
9Bを始めた頃、僕は「9Bではプログラムよりもむしろドキュメント面で貢献しよう」と考えていたのですが、ここ何ヶ月かは自分が楽しんでばかりいたような感じです(リファレンスもだいぶ間が空いてるし)。
僕が9Bに初めてふれてから、およそ1年になります。ここらで初心に返って、文章面で9Bのコンテンツを充実させようかな、とそんなことを考えています。
・・・が、確定申告の季節でもあるのだったよ。嗚呼。
舗装街道、不具合 - 2003.2.20
舗装街道は古いプログラムだけに、何かやらかしているのではないか、と思っていたのです。
しっかりと配列まわりでやってました。サブルーチンで DIM 文を実行しているのが原因で、何度も面のやり直しをすると、配列がオーバーフローを起こしてしまいます。
といっても、なぜか実行には差し支えがなく、エラー表示もよく見ないと気付きません。
修正はわりに簡単で、SINTAKさんには、掲示板で報告。舗装街道のバグフィクス版は週末にでもアップします。
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ときに、倉庫番は各機種でクローンが出ています。Palmなんか10種類近くあるのね→ここに紹介が。そういったのを見ていて、ふと著作権がどう扱われているのか気になりました。
調べてみると、作者であるシンキングラビットの今林氏は、面データは制作者の著作物と明言されているそうです。
となると、面データがオリジナルでコードを1から書き起こしたうえで、キャラクターやデザイン、タイトル、マニュアル等にオリジナルとの著しい類似がなければ、著作権法上は問題がないということに(たぶん)なりますね。
(「オセロ」(®ツクダオリジナル)と同じルールのゲームが「リバーシ」などの名前で特に問題なく遊ばれているのと、たぶん同じ理屈。ゲームのルールなどの「アイディア」は著作物ではなく、それを「表現したもの」が著作権法の保護対象になる、というのが一般的な解釈ですね。・・ですが、この方面に専門というわけではないので間違いがあったらごめんなさい)。
またしてもまとめ書き - 2003.2.18
Netscape 7
いみふめさんのところで話題になっているNetscape 7ですが、僕もツールバーのでかさが気になっていたクチです。
そこで、http://themes.mozdev.org/ にNetscape 7でも利用できるテーマがあるので、この中のOrbit 3+1というやつを使っています。デザインはともかく、このテーマにはSmallest、すなわち極小アイコンが用意されているのですね。ただし、設定ファイルをいじらねばならんのです→
Windows 2000なら C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Mozilla\Profiles\default\<ランダムな文字列>.slt\chrome\userChrome.css の頭に、@import url("chrome://communicator/skin/subskin/smallest_icons.1.css"); という文字列を挿入して、NN 7を再起動します。・・ああ、長い。詳細はhttp://orbits.mozdev.org/subskins.htmlにて(英語ページ)。
もっとも、テーマを変えてみても画像表示まわりの仕様はどうにもなりませんねえ。個人的には気にしていなかったポイントなのですが、機能ダウンであるのはその通りだと思います。
ついでながら、NN 4.7 と比べて僕が不満に思っているのは、右クリックメニューを表示するタイミングの違い (NN 4.7ではボタンを押し込んだとき、NN 7やIEではボタンを離したときに表示される)。それと起動、最小化/復元がたまにえらく遅くなるところですね。あと、瑣末なところですが、[タブ式ブラウジング]の設定で[リンクを背景に読み込む]というやつは[バックグラウンドでリンクを読み込む]がベターだろうなー。
でも、それ以外はまずまず気に入っています。
インターフェイス
大きなツールバーといえば、SLザウルス(というよりQt)のUIも若干大きめで小さい画面で使うにはバランスが悪いような気がするのはワタクシだけでしょうか。
もっとも、MIザウルスではGUIまわりのルールが緩すぎたというか、やや統一感に欠けていたので、そんな状況よりはよいかなとも思います。それに、GUIはアプリケーションの作り手に左右される側面も大きいので、Qtばかりを責められません。
ですが、もう少し狭い画面に合わせたGUIを、根本から考え直してみてもよいのではないかなと思うのですね。たしかPocketPCでタイトルバーとツールバーを混ぜたようなのがありましたが、そういった工夫はまだまだ必要なように思います。ザウルスにとどまらず、PDA全体として。
御礼
週の前半に納品というのが近頃多くて、週末から週明けにコリコリ仕事の追い込みなどしています。ポケギやモバギを手なずけ中の両氏(こっぱずかしいので、リンクは略)にほめていただいたというのに、その矢先にここの文章書きがほったらかしになった格好でごめんなさい。何というかその、素直に喜んでおります。
色さい
あと1色!
そーこばん
あら、SINTAKさんのところに新作が。
舗装街道を参考にしていただいたとのことですね。僕の9B初プログラムなので未熟な点が多いと思うのですが(今だって大概未熟だけど)、お役に立てて何よりです。
この頃の9Bにはまだ、ファイルの読み込みとか、文字列操作のコマンドがなかったのだなー。ソースを拝見して、あぁそういえばこんなやり方してたよ、とあらためて思ってしまいました。
話は少し飛びますが、こういう風に他の人が作ったプログラムを元に新しい作品を生みだしていくのは、もっとあってもいいかなと思います。944さんのRPGサンプルなんか、これを元に開発してよいと背中を押すコメントが入っているわけで、埋もれさせておくのがもったいない気がします。
極端な話、データだけでもよいですよね。今回の倉庫番やTHさんのドットロジックしかり、あるいは944さんの動くジグソーパズル用画像とか、はたまたcatsinさん謹製X指定ソフト用の画像データとか。・・・この手のデータばかり増えても、困ると言えば困るのだけど。
コマンド・オリエンテッド - 2003.2.14
9Bのプログラムを作るまでの道筋というのは、状況や人によってそれぞれだと思います。自分の趣味嗜好や必要に迫られて作る場合もあるでしょうし、操作環境改善に熱心なあまりというのもあれば、懐かしの80年代を手のひらに! という方もあると思います。
これらは明白な目的があってプログラムを作っているわけですが、9Bの場合、そういうのとは少し違ったアプローチでプログラムができてしまうことも多いのではないかと思います。
僕の場合は、「こんなソフトを作りたい」という明確な意図を持って作ったものは半分くらい。あとの半分ばかしは、9Bのコマンドや機能を使って実験というか遊んでいるうちにおもしろくなってズブズブと・・というパターンでできたものです。OUTPUT系のあれこれや、Oh!-ni-Gokko、石庭、Peephole、黒板(近日公開予定)といったあたりのソフトは、こうした経緯でできました。
さて、9Bには各種コマンドがあるわけですが、その中でおもしろそうだなーとかねがね思っていたのが、PATTERN というコマンド。2次元配列に入れた数値に従って、マス目状に画像を並べてくれるコマンドです。パズルゲームなんかには即使えそうだし、それ以外にもアイディア次第でおもしろいものができそう。ぜひとも、このコマンドを活かして何かプログラムを作ってみたいもの。
・・・しかし現在に至るまで、いいアイディアが浮かびません。いやはや。
でも、こういう落語の三題噺みたいなアプローチでプログラムを考えていくのは、パズルのような創作のような、なかなか楽しい思考の道楽です。
思うに、こういう楽しみ方ができるあたりが、9Bの大きな魅力の一つなのだな、僕にとって。
TTVブックリーダ vs ブンコビューア - 2003.2.10
TTVブックリーダとブンコビューアは基本的に同じソフトなのですが、これまでは辞書引きの関係でTTVを使っていました。ブンコビューアではZPDVIEWによる検索はできないのです。
しかし、XMDFの中にちょっと読みたいタイトルがあったことやら、9Bで辞書検索用のツール(どこでも検索)を作ったことやらでブンコビューアに乗り換えました。
それまでXMDFにはさほど期待していなかったのですが、乗り換えてみて意外によいなと思ったのがルビ表示です。TTVではルビを表示するのに結構な行間隔(文字サイズ"小"→行間隔"最大"、文字サイズ"中"→行間隔"中"以上)が必要でした。ところがブンコビューアでXMDFのファイルを開いてみると、文字サイズ"小"+行間隔"最小"でもルビを表示することができます。ルビがある場合は、そこだけ行間を広げる仕掛けです(ルビは0.5行相当)。
文字サイズ"小"+行間隔"最小"で余白なども最低限にすると、26字x16行=416字と400字詰め原稿用紙より少し多く表示できる勘定になります。もっとも行間隔が最小ではいささか窮屈なので、僕は小の設定にしています。これだと26字x14行=364字になりますね。
残念なのはブンコビューアを使ってもプレーンテキストの場合は、行間隔をめいっぱい取らないとルビを表示できないところ。スマートなルビ表示はXMDF限定なのです。
もう一つ残念に思うのが、ルビに使用しているフォント。これは今に始まった不満ではありませんね。
ルビに使用されるのは明朝体(風)のフォントなのですが、解像度の低い画面ではひげ(セリフ)のついたフォントは視認性が悪くなります。やはりLCフォント的なものを望みたいところ。素人考えでは、半角ひらがなフォントなんか使えそうな感じがするのですが(他プラットフォームへの移植性は悪くなると思うけど)。
フォントで思い出しましたが、MIザウルスで濁音や半濁音を「半角カナ」で入力すると、ダブルバイト文字のような扱いになりますね。これってザウルス練達の方々やMORE開発者の方には常識なのかしらん? かたや半角ひらがなフォントでは、濁点付きの文字もシングルバイト相当のようです。
・・おもしろいと言えばおもしろいマシンです。
固め書き - 2003.2.7
リバイバル
TO-BさんがTR1やモバイルギアをいじっておられるのに触発されて、うちも温故知新で行ってみようかと思いました。
もっとも僕は過去、そんなにPDA類を使っていた方ではなく、初めての機種がMI-P2(黒アイゲッティ)。ただ、それと前後してモバイル端末というかペン入力コンピュータのIBM 2435というやつを購入しています(こちらのページに紹介が)。こいつを読書端末化しようかと。
もっとも、OSはすでに入れてあるので、話は簡単です。こいつは横画面なのですが、読書するならやっぱり縦でしょうということで、縦に90度回転するPC用テキストビューアを探し・・・たのですが、見あたりません。
ならば、ということでPortrait DisplaysのPivotドライバを入れてみます。画面表示を90度回転してくれるという代物。無事動いたのですが、ペンタッチすると見当違いなところにポインタが現れます・・・。ペン操作用のデジタイザは絶対座標で管理しているため、デジタイザのドライバが対応しない限り、正常な操作は見込みないみたい。マウスは無事に動くので、あまっているトラックボールでしばらく運用してみることにします(ホイールとあいまって、思いのほか快適です。ワイアードリモコンみたいな感じ)。
しかしながらこのドライバ、49ドルもするのが問題です。試用期間は30日。
ビューアはTTVとブンコビューアを入れてみました。ほかもあたってみたのですが、PCでビビッとくるテキストビューアは意外に少ない感じ。
ブンコビューア(for Win)など、全画面表示にしてもメニューは居残り続ける始末です。XMDFはザウルスで読むべしと、妙な決意を固めました。
なんやかやとしばらく運用してみますが、縦型表示のコストを考えると、結局TR1がいいやというオチで終わりそうな予感がしますね。嗚呼。
色さい
あと6色のとこで足踏みしています。嗚呼。
発見
まったくの余談ですが、コーヒーを口に含んでから、リカルデント シトラスクールガムを噛むと、ショウガの風味が・・・。甘みもあるから、ひやし飴っぽい感じも。
武田百合子(武田泰淳の奥さん。スコンと突き抜けたいい文章を書く人です)のエッセイに、最悪な食い合わせを言い合う場面があり、「コーヒーといなり寿司」という一節があったのを思い出しました。
ポスマガ
実はさほどお世話になっていなかったサービスなので、あまり強く主張する筋合でもないのですが、とても気になるのは「メルモというサービスへの統合がなぜ必要なのか」がまるで不明瞭なところ。「お客様により使いやすく安定したサービス・システムをご提供するため」とあるのですが、具体的な論拠がまったく不明です。
上の言葉がその通りだとして、それが果たしてどの程度のメリットなのか。現ユーザーの切り捨てと引き替えられることなのか。少々専門的になっても、それは伝えるべきことです。
あるいは、仮に(あくまで仮に)整理統合はコストの問題が大きいとか別の理由があるのであれば、むしろ率直にそのことを伝える方が現ユーザーは納得がいくと思います。
説明責任ってやつは、政治家だけでなく21世紀の企業にとっても、とても大事なことです。
今後のザウルスはオープンでいくとうたわれています。でも、オープンってのはLinuxを採用するとかが本質ではなく、面倒くさいことや少々具合の悪いことだって言われなくても自分から説明するといった姿勢があってこそだと思うのですが。ポスマガ統合の経緯にザウルスのような「オープン」を求めるのは話が違うのは承知していますが、それにしたってねえ。
シャープの製品は決して嫌いじゃないのだけど、この辺の口べた加減に何かこう危うさを感じてしまいます。
雑記 - 2003.2.1
9B新版
ここで何度か言ってることですが、9Bの新版が出ると、かなりの高確率でワタクシの仕事が忙しくなるのです。そして今回もまた・・・。リファレンスの整備に手をかけ始めてたんだがなー。
その新版。英小文字対応におっと思いつつ、今までアンダーバーがラベルや変数に使えなかったことにもっと驚く。ラベルでどこかに使っちゃってたような気がするのだけど・・・。いやはや。
ほかにコマンド類は拡張されていないのでしょうかね? 以前、OSAさんのとこで「コピー&ペーストが・・」とあるのを見て、ほのかに期待しているのですが。
恭喜(Gong xi)
今日は旧暦の一月一日。春節なのね。