1か月 - 2002.04.30
UMIPIさんのところで"FULLMETAL BURNNING" 第2面のスクリーンショットが公開されています。またしてもため息ものです。公開までに1面はクリアできるようにしておきたいです、ハイ。
こちらもご覧いただいているようで、ありがとうございます。遊ばせてもらったうえに勝手を書いているのに、お礼まで言われるとかえって恐縮してしまいます。今後もクオリティの高い作品を楽しみにしております。
ここにあれこれ書き始めて1か月。
944BASIC普及のためにも(たいしたことは言えないにしても)情報をコンスタントに出していきたい、という高邁な目標もあるにはあったのですが、リアクションが嬉しくてというのが真の動機に変わってきた感じです。
5月からはこのページの更新は少々ペースダウンするかもしれませんが、いろんな側面で944BASICを盛り上げていきたい所存であります。・・・なんだか堅くなったな。
ゴールデン・ウィーク前半は1日を除いて仕事をしていました。かなり精を出した割には、納品後に小さなミスを結構やらかしていることに気づいて、いやな汗をかいています。挽回の余地を与えてもらえればよいのですが(フリーランサーの悲哀)。せめて後半は3日くらい休めれば・・。
17行目のSETPEN - 2002.04.26
少しでもお役に立てたようで何よりです。
KALOPLY0.BAS 17行目のSETPENは、BASICアプリ本体にフォーカスを戻す働きです。いつも以上に粗製濫造ウェアなもので、コメントも入れてなくてごめんなさい。
それにしてもここのSETPEN、コメントアウトしてもたいてい動きますねえ。しかしながら、うちのE1でXMP3→再生→画面オフをやろうとすると、この行を入れておかないとダメでした (SETPENのほかに何か方法があるのかもしれませんが)。
MOREの個体差や機種ごとの差異などあれこれ考えあわせると、汎用的なマクロの記録/再生をねらうよりも、座標だけ取っておいて個別に実行用スクリプトを書く方が正解なのかもしれません。
それともう一点注意を。
KALOPLY0.BASを944BASICランチャ(944BASIC本体)から起動すると、具合がよくないです。プログラム終了後944BASICランチャに制御が戻るためか、ペン操作が追いついていないような感じ。まだまだ工夫が必要なようです。なお、当方ではTree! Explorerとらんちゃらんちゃからの実行で動作を確認しています。もあなびには、まだちょっと手が回りません。
訂正 - 2002.04.26
下の↓やつ。バックアップも自動実行できました。アラート系へのペンダウン送出もできるようです。訂正してお詫びいたします。
それにしても、944さんも危惧しておられましたが、本当に何でもできちゃいそうでこわいかも。
もあなび - 2002.04.26
話題騒然のもあなびですが、僕はザウルスではめったにネットにつながない奥手のユーザーなので、今まで静観していました。ですが、944BASIC連携が実現したことで、うさちゃん目覚ましよりもグンと汎用性が高く、連続実行可能な自動実行ツールとしてそろそろ試していけるかな、と思っています。
もっともこれまで手をこまねいていたわけではありません。しばらく前から、カーソル(?)を動かして座標位置を記録するアプリと、それを再生するアプリを試作していました。Windows 3.1にレコーダーというマイナーなアプリケーションがありましたが、それに似ています。かなり低レベルですが、一応マクロの記録/再生と言えるのかも。
とても正式に出せるものではないから、実験作ということでひそかにあげておきます (自分一人が使うには、もうこれでいいかなという気分にもなっていますし)。
KALOREC0.BAS - 座標の記録
KALOPLY0.BAS - 記録した座標の再生
※右クリックなどで保存してください。
KALOREC0.BASを実行すると、灰色の小さな四角形(カーソル?)が表示されます。カーソルキーで移動、[逆送り]で移動速度を変更します(この辺、常駐ざまうすを参考にさせていただきました)。
ペンダウンさせたい位置まで移動して[決定]キーを押すと、座標を記録します。このとき、MORE識別子とメモを入力できます。新規にMOREを起動する必要がない場合は、何も記入せずに[入力]キーを押します。
一通り操作を記録したら、[順送り]キーで終了します(必須)。これでKALOREC.CSVというファイルが作成されます。KALOPLY0.BASを実行すると、(うまくいけば)操作手順を再現するはず。
・・・きわめて不十分な説明ですが、あくまで実験作なので後は推して知るべし。
欠点は多く、というより欠点だらけで、カーソル移動は大変だし、カーソルキーは取りこぼすし、カーソル内の表示は乱れるし、下のアプリを操作した後でいちいちカーソルをペンタッチしてやらないとカーソル操作に戻れない・・・要するに、おっそろしく使いにくい。それと、これは常駐ソフトの宿命かもしれませんが、アラートやメッセージボックスの類が表示されると、その間は操作できないようです。
また、再生ソフトの方は、ウェイト等調整しないとうまく動かない可能性があります。複数のMOREを連続で操作するのは、まだ失敗しがち。そして、やはりアラート系は操作できないみたいです。途中で止まった場合は、右下の白い四角をタップして[中断]キーを押してください。
使用後どのような結果になろうと、一切責任は負えません。検証も不十分。プログラム的にこれでよいのかも疑問(たぶんもっとうまいやり方があるはず)。しつこいようですが、あくまで実験作です。改造等はご自由に(むしろ改造を推奨)。
一応、当方MI-E1で成功したのは、MP3の再生-画面オフ、Tree!Explorerでファイルのプロパティ表示-キャンセル、旧版プロセスツールで一括処理-終了、ZPDVIEWで辞書を切り替え-キーを英字-半角-ボックスクリア、といったレベルの操作。バックアップは、最後にアラートが出てしまうので途中までしか操作できませんでした。→操作できました。
スプライト - 2002.04.25
だいぶ以前にも少し書いているが、中学生の頃に8ビット機を使っていた世代である。
NECのPC-6601という機種で、当時としては画期的な3.5インチフロッピーディスクを内蔵していたり、音声はおろか歌もうたえる機能がついていたりと、なかなか珍妙な機械。
この多機能ぶりに見合う性能が伴っていればよいのだが、画像の表現力にしてもCPUの処理速度にしても、同じNECの(同クラスの他社製品より遅いと言われていた)PC-8801シリーズに比べても相当に落ちるため、少しマイナーな機種のまましぼんでいった。1985年頃の話だ。
944BASICでも利用できるスプライトという機能は、それよりもう少し後の機械から一般的になったように思う。PC-6601のBASICでは、もちろんサポートされていなかった。
(* 特定範囲の画像を動かすGET,PUTというコマンドは一応あったのだが、かなり面倒くさいうえにスピードの点で使い物にならなかった)
そんなわけで、スプライトなる機能を使うのは944BASICが初めて。不慣れなせいで当初はピンとこないことも多かったのだけれど、新しいおもちゃで遊んでいるようで楽しい。
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ところで、また言葉の話題。
スプライト/sprite という言葉は、パッと見は一般的な用語っぽいのだが、あらためて考えてみると、某社の清涼飲料水の名前かコンピュータ用語以外についぞ見かけない。
例によって、手元のジーニアス英和辞典を調べてみると、spriteの語義は「1.(文) 小人、妖精、小鬼」なのだそうだ。・・・イメージとしてはわからないでもないが、なんでまた文語をわざわざ?
もっとも、fairyなんてコマンドになられても、それはそれで何だか困る。
なお、ジーニアス英和辞典には「2. [電算]スプライト(図形を画面に高速表示する技術)」という意味もちゃんと載っている。
可能性は小さいと思うが、ひょっとすると「妖精」とは無関係の、独立した語源の言葉なのかもしれない。SPecially Rendered Image TEchniqueとか? ・・・まさかね。
さて、ここまで調べたら次に気になるのは、某社の清涼飲料水がどういう由来で「スプライト」という商品名になったか。だが残念なことに、これに関しては調査がつかなかった。
遅まきながら - 2002.04.24
遅まきながら、少し紹介のようなものを。
UMIPIさんの"FULLMETAL BURNNING"がアップデートされています。ボスキャラ見参。多彩なキャラやゲームシステムの巧みさもさることながら、MI-E1でも動きが滑らかな点を特筆したいですね。引っかかりを感じることなく操作でき、ついのめりこんでしまいます。ゲーム下手なワタクシは、どうにかボスに会えるといったレベルですが。
THさんのところでも、「ひそか」に"仕分けマン2"が公開されています。面データが増えたり、床に穴があいたりで、仕事が大変です。9面目、10面目は特にやっかい。穴あき床が効いています。例によって、ソースのストーリーが楽しいです。
いみふめさんのところで、"PoweredLift"の速度向上についてのコメントが。書かれていたように、スプライトの表示をコメントアウトして、描画のForループをとりあえず半分程度に減らしてみました。なるほど。客観的な記述ができなくて恐縮ですが、遅めのジョギングだったのが自転車で軽く走っているくらい(1.5倍くらい?)の体感になります。ただ、スピードもさることながらていねいな表現を楽しみたいということもあって、実験後は元に戻してしまいましたが。
余談ですが、おもしろいと思ったのは、カーブにさしかかるとスピードが上がったように感じること。通常、カーブではスピードを落とすことから来る、心理面での錯覚ですね。
さて、自分の話ですが、"付箋紙"をバージョンアップしました。書き込めるようになったので、多少実用度はアップ。小さなプログラムなので(かぶりネタでもあるし)、改造や学習用に使ってもらえれば何よりです (たろサさんの"格言"みたいに、発展していったら望外の喜び)。
文字列あれこれ - 2002.04.22
昨日ひっかかっていたところは、LENコマンドとSTRCATをめぐる問題でした。どうやらこれは不具合か?と問題を整理し、今朝あらためて
944BASICの掲示板を覗いてみると、変数の領域について944さんのコメントがありました。それによると、変数は31文字、配列は63文字のサイズ制限があるとのこと。
なるほど、これで問題が解けた(・・ような気がします)。
昨日、悩んでいたのは次のような現象です。
REM 944BASIC 'LENとSTRCAT'
PH=STRING('@',30) :REM @を30文字
TXT=''
TXT=STRCAT(PH,'テキスト')
MESSAGE TXT :REM 正しく表示される
TMP=LEN(TXT)
MESSAGE TXT :REM 正しく表示されない
END
変数TXTの中身を何も操作していないのに、LENコマンドの実行前と実行後で値が変化してしまいます (前者は32文字以降も表示されるが、後者は32文字以降が正しく表示されない)。
ここからは推測ですが、STRCATでは処理の都合で代入先の変数が配列として扱われているように思われます。そのため、32文字以上のデータもたまたま扱えてしまう。
ところが、LENコマンドを実行することで、変数TXTは「文字列変数」である、と改めて認識し直される。したがって、変数の中身に変化がなくとも、LENの実行後、表示される内容は異なる・・・のではないかと。
勝手に推測して納得しちゃっていますが、今後変数の領域は63文字になるとのことなので、いずれにせよ時が来ればすっきり収まる問題だと思います。
文字列サポートはまだ始まったばかりなのでデリケートなところもありますが、そこを理解して使うのが肝要と見た。
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文字列といえば、944BASICは文字列変数の代入や比較が、VBや8ビット機時代のBASICなんかとは感じが異なります。
文字列変数間の代入は、A=B と素直にやるとうまくいかず、A=STR(B)のように、STRを使って文字列変数であることを明示してやるとよいようです。比較には、STRCMPを使います。STRCMP(A,B)でAとBが等しい場合は0が返ります(もとは C の関数ですね)。
ところで、GUUさんの「ひとりごと」で、INPUTに入力がなかった場合の判定方法が取り上げられていたのですが、この場合は確かにLENコマンドを使うのが、すっきりしてよさそうです。
さて、このように文字列まわりの処理は、従来のBASICとは相違があり、多少手間を感じるかもしれません。しかし、これは944BASICの変数の柔軟性につながっているように思われます。
80年代のBASICでは文字列変数には A$ のように、文字列であることを指定する$記号が必要でした。
(* 最近のVBなんかでは$記号なしでもOKですが)
ところが、944BASICには型指定の記号は必要ありません。OSAさんの「944BASICメモ」にもありましたが、変数に数字を入れてから、直後に文字列を入れることもできます。さらには、配列に
A(0)='文字'
A(1)=2
と、文字列と数字を混在させることさえできます。数値と文字データが混在するCSVを扱う場合など、この仕様はすこぶる便利です。
つまり、変数を定義したり、変数にデータを入れるときに、型をあまり気にしなくてもよいわけですね。そのかわり、変数をあれこれ(比較や代入など)操作するときは、型を意識する必要が生じる。
今までのBASICのように、直感的な文字列のハンドリングではなくなったかもしれませんが、その元になっている(であろう)変数の柔軟性はなかなかに魅力的であると個人的には思っています。
テロップ - 2002.04.21
テロップを改訂してアップする直前のところまで来ていたのですが、効率の悪いところが見つかりました。で、少しコードをいじったところ、正しく動かなくなってしまいました。あわてて元に戻したつもりがなぜか直らない。
・・・とまあ、ありがちといえばありがちなことをやっていて停滞中です。
ところで、次のブンコビューアではテロップ機能もサポートされるそうです。うーん、このプログラムにあんまり時間を割いててよいものか・・・。
久々にレビューなど - 2002.04.18
GUUさんの"LINE GAME"がバージョンアップしています。
オープニングや終了時の演出がかっこいい。スプライトを使わなくたって、これだけかっこよく見せることができるのね。ハイスコアを保存できるのも○。
ただでさえハマリ度が高いのに、ハイスコアといい演出といい、ゲームのハマリ度がよりいっそう高まっています。それにしても2000点を超える人っているのでしょうか?
いみふめさんのところでは新作がアップされていますね、"PoweredLift"。
元ネタを寡聞にして知らないのですが、あか抜けした画面デザインがいい感じ。少々スピードが遅かったって、そんなのへっちゃら。コースに変化があるから眺めているだけでも、僕にとっては十分楽しめます。・・ところで、うちはE1ですが、速めのムービングウォークか遅めのジョギングくらいのスピード感ですね。
そして万願寺さんの"歪むザウルス"。
この種のアプリ、大好きです。画面が波打つっ。画面だけでなく、まわりに目を転じると、ダリの時計のごとく・・・。
自分専用の"風景シュール化ツール"とするのも結構ですが、自分が疲れたときはPDAの特性を活かして、人に見せて楽しむのもまた一興と思われます。
それにしても、このように小さなアイディアをさっと具現化できるのが、944BASICの魅力ですね。
SAVETEXT/CSV、INPUT - 2002.04.18
引き続き新コマンドの話題。
今回の944BASICバージョンアップで驚いたのは、ファイルの保存ができるようになったこと。もう少し先になるとばかり思っていた。
試してみたところ、あっけないくらい簡単にファイルが書き出される。
ファイルの読み込みも相当簡単だったが、それでも事前に配列の宣言くらいは意識する必要があった。
ところが、ファイルの書き出しはすでにプログラム中で使っているデータを使うわけだから、本当にコマンド1行だけでCSVなりテキストなりを書き出してしまえる感覚だ (たいていは、事前に配列にデータを入れ直したりする処理が必要だろうから、あくまで「感覚」の話)。
一方のINPUT。"付箋紙"を作っていたとき、catsinさんのところにサンプルがあることに気づいて、試したことがあった。そのときは、僕の知識が付け焼き刃だったせいもあってか、[入力]キーを押しても次に進めない現象が起こり、そもそもリファレンスマニュアルにも掲載されていないコマンドだったので使用を諦めた。
今回のバージョンアップ以後は、まったく問題は起きていない。
「普通に文字入力を使える」と確認できたとき、なんだかホッとしたような気分になったのが自分でも妙な具合だ。自分の思いや考えを文字に残せる手段が確保されると、安心する性格らしい。
SETPEN - 2002.04.17
944BASICの掲示板では、944BASICで仮想ペン操作ができるようになると、わりに早くからアナウンスされていた。このたび公開されたコマンド一覧の、SETPENがそのコマンドにあたる。常駐小物を改訂しているついでに使ってみた。
たとえばTree! Explorerから"付箋紙"を起動した場合。これまでは、Tree! Explorerに戻ろうと思ったら、いったんペンを使って下のTree! Explorerの画面をタッチする必要※があった (※ 一部のMOREを活用すれば、操作性は改善できる)。
そこで、SETPENに適当な座標を指定して、プログラムの途中で使ってみたところ、"付箋紙"の起動後そのまま下のアプリを操作できるようになった。何のことはない。下のアプリをタッチするだけの処理だ。
・・・自分でも原始的な使い方だと思う。しかし、これだけでも相当便利だ。
このコマンドの潜在能力を考えると、バッチ処理やマクロっぽい使い方をしてあげたいところだけれど、それはまあいずれ先の話。
アマグラマの憂鬱 - 2002.04.16
何らかの形でコンピュータを使っている30代のコンピュータ活用スキルを、何らかの手段で数値化なりして統計を取ることができたとして、たぶん僕は平均より少し上、せいぜい中の上くらいのスキルではないかな、と思う。
仕事の効率をあげるためにプログラムやマクロの類いは多少書くが、あくまで自分や部署内で使うためのプログラムだったので、商品や人様に収めるためのプログラムに比べればずいぶんいい加減。動けばいい、というか。
主にコンピュータ関係のマニュアルなんかを翻訳するのが仕事なので、知識もずいぶん偏っている。文字列をどれだけ楽に扱えるかで、プログラム言語のお気に入り度が違ったりする (だから、今回の944BASICのバージョンアップで文字列操作がサポートされて、とても嬉しい)。
一方、数学関係の知識は「アークタンジェントって何さ?」なレベル。要するに、純文系なわけですね。理論だった思考は苦手なのである (公開しているプログラムの質やレベルを見てもらえば、自ずとわかると思うのだけれど)。
だから、たろサさんの一連の文章や、今回のumipiさんの新作や、catsinさんの地球儀を見ると、もうハァーっとため息をつくほかない。うーん、すごい。
翻って、自分が公開しているプログラムを見ると・・・。アイディアだけの一発勝負というか、見事に粗製濫造かも。
ただまあせめて、「プログラミング?」と聞いて躊躇している方には、僕程度のスキルでもそれなりにプログラムを完成させられる944BASICの間口の広さを感じてほしいところ。
なお、"粗製"の方は徐々にでも解消したいと思っていて、今回の944BASICの拡張内容に合わせて"テロップ"を現在修正中。
あわてずに行こう。
LENコマンド - 2002.04.14
少し含みを持たせた書き方をしていましたが、再追試の結果、問題なしでした。
予断を与えていたら、ごめんなさい。下記は訂正ずみ。
動きが多い - 2002.04.13
新しいサンプル
少し落ち着いて眺めることができました。
ときに、トップのお知らせには、バイナリ内参照/公表不可と釘を指されていますね。・・・前科のある僕は恐縮して身を縮めるよりほかありません(反省)。サンプル内の新コマンドを追うので忙しかったり、前回で懲りたこともあって、バイナリを開こうとはとても思わない現在です。
さて、サンプルですが、新コマンドを抜き出してみました(掲示板でのみ触れられていたもの、旧バージョンで非公開だったものも含む)。
※ コマンド下のメモは、僕が理解した範囲内で記しています(つまり、不完全なうえ、誤っている可能性があります)。いずれリファレンス等正式なものが出ると思われますが、それまで参考に、あくまで参考にのみしてもらえれば。なお、nは数字または数値の入った変数、strは文字列または文字列の入った変数を表します。
APL str
引数に指定した識別子のMOREまたは本体アプリケーションを実行します。F0:...などのパスは不要のようです。
COMMAND str
引数に指定した文字列のBASICコマンドを実行します。
LEN(str)
文字列strの長さを返します。半角でカウントした文字数が返されます。
LEFT(str,n)
文字列strの左側から、n文字を切り出した文字列を返します。
STRCAT(str,str,...)
引数に指定した文字列を結合した文字列を返します。
MOVEAREA n,n,n,n
全画面でないプログラム(常駐プログラム)の移動範囲を指定するようです。・・が、理解が追いついていなくて、MOVEAREA 0,0,0,0 で常駐プログラムのウィンドウをドラッグできなくなることだけ確認しています。
EVENT n1,n2,n3
イベントを制御します。944BASICアプリケーションで有効/無効とするイベントを指定するためのコマンド・・・。ただ、僕は EVENT 100,999,1 で常駐プログラム化できる(常駐時にすべてのイベントが有効になる)程度の認識だったりします(この認識もちょっとあやしい)。
FASTTICK n
割り込みの間隔を指定(10ms単位)。こちらもちょっとよくわかっていません。数字を大きくすると処理がゆっくりになるようだ、程度の認識です。
INPUT str,n1,n2
キーボードから str に文字を入力します。入力可能な文字数は n1 文字、n2 でキーボードの文字種を指定できます。
GETMODEL/GETMODELNO/GETROMVER/GETPATCHVER
ザウルスの機種情報を返します。
GETBATTERY/GETACADAPTOR
バッテリ/ACアダプタの状態を返します。
POWEROFF
ザウルスの電源を切ります。
今回のバージョンアップは新コマンドが"45個程度"増えているとのことで、これでも3分の1程度ですね。いやはや。
"らんちゃらんちゃ"新バージョン
944BASIC以外でもmab式MORE連携機能が使えるようになり、よりいっそう便利に。
手前ミソな設定をしてみました。[インデックス]ボタンの連打3度で"付箋紙"が起動し、連打4度で付箋紙のテキストファイルをエディタで開きます。
また、連打5度でペンダウン・イベントを送るようにしてみました。"付箋紙"(やその他の常駐プログラム)の起動後、[インデックス]ボタンを5度連打すると、下のアプリケーションにフォーカスが移る仕掛けです。ついでに連打6度で"石庭"が起動するようにしてしまい、なんというか妙なザウルスになっています。
最強リンク集
Zas!のSuper Zas! Linksを日頃利用させてもらっているのですが、944BASICverが単独ページに昇格(?)。更新ご苦労様でした。これからも利用させていただきます。
キャプチャ
恥ずかしながらTHさんのところに掲示板があったことに、言われて初めて気づいたワタクシです。ふだんJavaScriptを切っているもので・・・(BASICプログラムのページは探し出したのにねぇ)。
もう一つ恥ずかしながら、Zaurusスナップショットツールではこんなタイミングでキャプチャするとは、このたび初めて知りました。
実は、"石庭"のページに掲載しているキャプチャ画像は"ざうきゃぷちゃ"のタイマー起動を使っている関係で、石を置いて線を引くまで15秒でこなしています。あの程度の画像ですが、撮るまではなかなかの苦労でした。
その点、Zaurusスナップショットツールは、じっくり時間をかけて、下のような↓画像だって撮れます。これでお気に入りの石庭が描けたら残しておけるってなもんです。
なに? 残しておけないのが"わびさび"ってもんよ?
・ ・ ・ ごもっとも。
寝ぼけていた? - 2002.04.12
下の下に記した"付箋紙"の件は、勘違いをしていたようです。ドラッグしても特に描画が乱れないことを確認。いずれにしても既出プログラムの見直しはしたいと思います。
また、下の"Mystic House"のリンクを修正。基本的に「無断でリンクするな」と書かれていない限り、遠慮会釈もなくリンクしてしまうことにはしているのですが、やはりリンク先はトップページにしておくべきかな、と思い直しました。人によってはトップ絵で一瞬引いちゃうかもしれませんが、読み応えのあるページが多いです、「古い男の部屋」。
さらに追記すると、ちょうど「古い男の部屋」掲示板に「ポスト・コマンド入力」世代の人から書き込みがありますね。やっぱり、魅力はあると見た。
アドベンチャー、アドベンチャー! - 2002.04.12
そういえば、944BASICの開発者申し込みには「どんなソフトを開発してみたいですか?」という質問があって、僕はそれに「昔風のコマンド入力形式のアドベンチャー・ゲームを作ってみたい」と答えたのだった。
もっとも、決して具体的にシナリオを暖めているわけではない。
BASICと聞いて思い出される時代や、自分が一番好きなゲームのジャンルを挙げるなら「コマンド入力形式の」アドベンチャーだろうなという思いから、つい勢いで書いてしまった。
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ザウルスのアドベンチャー・ゲームとしてはすでに、ペン操作の特性を活かしつつ8ビット風味たっぷりの傑作"ミステリーホーム"があるし、ザウルスでのアドベンチャー・ゲームの間口を広げた"Adventure Game System for Zaurus"もすばらしい。
しかし、僕は80年代半ばのアドベンチャー・ゲームで英単語とキーボードを覚えたクチということもあってか、やはりコマンドをペチペチ打つスタイルを求めてしまう。E1以降のザウルスにはキーボードが付いているので、アドベンチャー・ゲーム端末としてもうってつけのはず。
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ところで冒頭に記した「昔風」と言う言葉には少々語弊があるかもしれない。近年になって、80年代テイストをしっかり受け継いだアドベンチャー・ゲームが少ないながらも作成されている。
なかでも"Mystic House"(「ミステリーハウスの部屋」のページ下部からダウンロード可)は傑作だと思うし、"ミステリーアイランド"も絵の雰囲気が80年代風ですてきだ。(※上の2つはいずれも、Windows用)
また、「コマンド入力形式」とは言い難いが、往時のアドベンチャー・ゲーム作家"ねこじゃら氏"のリバイバル作 "eRa" だって公開されている。
キーボードの抵抗感が薄らいだ今の時代、この種のゲームにはかえって新鮮味があるのではないかと思うのだけれど、物ごころついた頃からゲーム機がそばにあったような若い人にはどう映るんだろう?
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ときに、なぜ唐突にアドベンチャー・ゲームの話なのかというと、ワタクシ現在Project EGGからリリースされたシンキングラビットの"マデリーン"にちょっとした合間、取り組んでおるからなのです。・・・ムズカシイ。
下記への追記 - 2002.04.12
MOREコマンドについては、944BASICの掲示板で944さんからお知らせをいただきました。MOREコマンドは廃止。それに代わって、より多機能なAPLコマンドが利用できるようです。これは楽しみ。
また、拙作の"付箋紙"ですが、ペンでドラッグすると表示が乱れてしまいます。この問題への対処も含めて、新バージョンの公開をしおに自分のプログラムを改善したいなと考えています。新コマンドなんかもためしつつ。
テキスト系ゲームに効果あり? - 2002.04.11
ちょっと時間がとれなくて、既存のプログラムを試してみただけなのですが、新バージョンの944BASIC、テキスト系のゲームが操作しやすくなったような印象を受けます。THさんの"エイリアン・ボンバー"や"仕分けマン"、ちゃんりさんの"豆ひろいゲーム"など。
気になっていたMOREコマンドなのですが、試作中のランチャではまだMOREをうまく起動できません。もっともMOREコマンドの記述を何ら変更していないので、新バージョンの仕様に合っていないと思われます。
うーん、ここでエセ格言を一句。
「いろいろと、試したいとき、暇はなし」
新バージョン - 2002.04.10
新バージョン公開ですね。944さん、お疲れさまでした。
しかし、こんな日に限って忙しくなりそうなのは、世の常でしょうか。
ざっと見た限りでは、MESSAGEの表示位置が下になったのが目に付きました。
えぇ、その・・バイナリサーチはやらないことを誓いつつ、アップデート詳細を待ちたいと思います。
アクションゲームは苦手 - 2002.04.10
ご愛読ありがとうございます。
それにしても、昔からアスキーの用語辞典にはお世話になってきたものの、さすがにクエーティはいかがなものか。
どうせならクウェルティまで行っとけば、読みとしてありだと思うし、かえって悪くない響きかも。探偵小説の脇役に出てきそうな名前です。
ところで、"ペンゴ"ですが、初期値のハイスコア(20000点)を、数カ月経った今でも塗り替えられない、ゲーム下手なワタクシです。
そんなやつが"THE WALL"で1200点を超えるなんて、よっぽどのマグレに違いない。
・・・と思って、もう少しやってみたのですが、やっぱり高得点です。500点はコンスタントに超えられるし、最高記録は何と 1540 点ばかしいってしまいました。
どうやら E1 と E21 の性能差は思った以上にあると見たが、これいかに。
ランチ vs ローンチ - 2002.04.09
ザウルスのインデックス画面は、識別子がLNCHの「ローンチャ」という名前。
今までこのページでは深く考えずに「ランチャ」と記してきたけど、よくよく考えれば "launch" の発音はやはり「ローンチ」が近いだろうから「ローンチャ」の方が・・・などとぐずぐずしていてもしょうがないので、英和辞典で発音を調べてみた。
やはり「ローンチ」であるのはそのとおりなのだが、米語発音では「ラーンチ」とも記載されている(出典はジーニアス英和辞典。実際には発音記号だが、ここでは便宜的にカタカナで表記)。
要は、どちらもそれなりに正しいということか。日本で "launcher" を "luncher" と読み違え、その誤用が定着したのかと邪推していたのだが、どうやらそんなことはないようで意味もなく安心する。
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この種の発音の取り違えは結構おこりがちで、以前会社に勤めていた頃「ワーニング」と聞いて首をひねったことがある。"Warning" のことなのだけれど、本来は「ウォーニング」。
ただまあ、聞きようでは「ワー」ともとれなくはない発音だし、この種の誤用は定着してしまえば慣用表現なので、僕もじきに「ワーニング」と言ってはばからなくなりました、ハイ。
少しおもしろかったのが、「ラウトのルート」という表現 (僕がいた会社だけで使っていたのかもしれないが)。これは UNIX系OSの 'root' とルーティング制御のコマンド 'route' を区別するためで、たしかに「rootでログインして、routeを実行して・・」とか、さらっと口で言われるとわけがわからない。
ほかにコンピュータの英語でおもしろく思っていたのが、"abend" という単語。
パッと見はいかにも一般の単語なのだが、これを載せている一般の英和辞典は、そうはない。"ABnormal END" が縮まったもので「異常終了(する)」の意味。もちろんコンピュータ業界の業界用語や符丁の類いなのだが、メインフレーム系ソフトのマニュアルで「・・・すると、アベンドします」という記述を見て驚いたことがある。
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そういえば、少し前にザウルス関係サイトの各所で "QWERTY" の読み方が話題になっていて、「クアーティ」でおさまっちゃったようだけれど、これはむしろ「クワーティ」の方がよいみたい。英和辞典での発音記号もそうなら、New Hacker's Dictionary こと、JARGON file の発音表記(オンラインで流通しているものなのでちょっと特殊な表記法)でも "kwer'tee" と記されている (http://www.tuxedo.org/~esr/jargon/html/entry/QWERTY.html)。
ゲーム 2 題 - 2002.04.08
まずは、GUUさんの"THE WALL"。壁よけアクションゲームです。最大速度に達してからのスピード感がいいですねえ。自キャラの画像を変えて、レーシングゲームにするのもありかなと感じさせます。
操作にちょっとしたコツがあって、それをつかめばスコアはのばせるかな(ちなみに、マイベストは1250点)。壁のパターンがもう少し増えると難易度があがりそう。
もう1作は、THさんの"仕分けマン"。アクションパズルです。同じ色のブロックを縦または横に3つ並べていくのが目的。SEGAの"ペンゴ"でボーナスを取るときのアレですね。
アクションに弱いワタクシとしては、敵にぶつかっても死なないのは安心です。でも、敵にやられちゃうほうが展開としてはスリリングかも。あるいは、動かせないおじゃまブロックが出てくるとか、もう少しやっかいな面パターンがあると、パズルとしての難易度が上がりそうです(もっとも適度なバランスの面パターンを作るのは大変・・)。
ゲームの説明はソース中に記されているのですが、「ストーリー」がよいです。僕はこういう側面支援的な演出が好きなのです。表現力が限られている場合は特に、ゲームを盛り上げるための重要な要素だと思っています。
ところで拙作"舗装街道"もそうですが、「お仕事ガンバリ」ストーリーになっているのは、時代を反映しているのかしらん?
あらあら - 2002.04.05
付箋紙ってかぶってたのね。
やんだぁ。おら、こっぱずかすぃー。
・ ・ ・
たしかに、なぜないんだろうとは思っていたものの、初期配布時のサンプルとは盲点でした。しかもかぶっている相手が944さん・・・無知は力なりですね。そうと知ってたら、とても公開なんてできない。
ま、たろサさんのところで「格言」に発展していったので、よしとしましょう。
ランチャをめぐる実験 (2) - 2002.04.05
ランチャ作成で、避けて通れないのは MORE コマンドだ。まだ動作は保証されていないが、動けばもうけもん、程度のノリで軽く現状のMOREコマンドを眺めてみた。
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・・・という書き出しの文章を数日前に書き始めたのだが、検証をやりつつちんたらしていると、近日中に944BASICのバージョンが上がるという予告が・・・。MOREコマンドの仕様や現状の不具合もきっと変わる。
そんなわけで、たちどころに劣化してしまう情報なのだけれど、まあ続き物で書いた経緯もあるので今のうちにあげておきます。
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MOREコマンドの構文は、リファレンスマニュアルに記載されているように、 MORE 'ファイル名'。
ファイル名は、'F0orF1:MORE識別子.APL' の形式で指定すればよいようだ。
実行した結果については、なかなかコメントが難しい。
普通にコマンドを実行するとMOREが裏で起動されるようで、画面が真っ白になる(944BASICが前面に来ているのだろうか?)。SCREEN 0,0,0,0 などを実行しておくと起動を確認できるが、それでも起動するMOREによって、画面の描画が行われたり、真っ白になったり、使っているうちに部分的に消えたりだ。画面が正しく描画されていないのを耐え忍べば何とかMOREを利用することはできるが、かなり苦しいのが正直なところ。
この現象は、ZaurusOSのオフスクリーンが関係しているのかなとは思うのだが、オフスクリーンの周辺事項を理解していないので、真相はよくわからない。コマンドの指定方法に、ほかにコツがあるのかもしれない。
また、MORE起動後の挙動もなかなか難しい。MOREの終了後には944BASICに制御が戻るのだが、ちょっとこのあたりの動作をつかめていない。
もともとザウルスでは、MORE終了後に「何で?」というようなアプリが前に出てくる現象がある(しかも機種ごとに挙動が異なるらしい)。どうもザウルスのタスク管理は一貫性を欠いているように見えるのだが、944BASICのMOREコマンドもそのあたりのあおりを食っているのかもしれない。
もう1点、MOREコマンドの引数(ファイル名)を変数で指定してもその変数が展開されない、という問題もある。が、これと同じ現象はBITMAPコマンド等でも報告されていて、ファイル名が引数の場合に共通の問題のように思われる。944さん側ではすでに対応していらっしゃるようなので、近日公開の新バージョンに期待。
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その新バージョン、文字列操作をはじめ、大幅な機能向上が図られているらしい。楽しみだ。
直接起動の魅惑 - 2002.04.05
ただなんとなく944BASICなところで、"らんちゃらんちゃ"β公開です。
下にも記したように、僕はこれまでハードキー活用促進MOREは使っていなかったのですが、944BASICアプリへの対応もなされていると聞いて使ってみないわけにはいきません。
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"らんちゃらんちゃ"(以下、らんらん)は、ごくおおざっぱに言ってしまうと、ボタンを連打することでさまざまなアプリケーションを起動してくれるMOREソフトです (もちろん、ほかにもいろいろな機能が盛り込まれていますが、とりあえず)。
では、今回リリースされたらんらんは、944BASICな人々にとってどこが魅力なのか。
− それは、944BASICのプログラムが、ボタンを押して即座に実行できるようになるところです。
これまでは、"944BASIC"本体やファイラを起動し、目的のプログラムを探して実行するよりほか手がありませんでした。実用ソフトのように即座に起動したいプログラムを944BASICで書いても、実行するまでが一苦労だったわけですね。しかし、らんらんを使えば944BASICアプリをボタン連打で楽々起動できます。
事前に設定さえしておけば。
・・・そう、設定をする必要があるのですね。多少面倒ではありますが、一度の苦労で後は楽ができると思って設定にいそしみましょう。
今回のらんらんβ版に同梱の設定ファイルには、944BASICアプリの起動設定も含まれているので、それを手引きにすればさほど難しくはありません。また、これとは別に、らんらんをボタンに割り当てておく必要もあります。
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さて、各種設定を終え、使ってみたのですが・・・快適。
なるほど、これがハードキー連打の妙味なのね。インデックスを連打してメトロノームが表示されたときには、ちょっとした感動さえ覚えました。
個人的には、本体のスケジュールを書き込み状態で起動できることも新鮮でした。ExecCondition とやらでできると知ってはいたものの。
実のところ僕は設定に気後れして、らんらんにしてもカードキーにしても使っていなかったのですが、これは手間を惜しんでちゃもったいない。しばらくは、あれこれいじることになりそうです。
ところで、こちらはE1を使っているのですが、一回押しに定義したアプリが勝手に上がってくる現象は、今のところありませんです。
はたして - 2002.04.05
はたして読み方は、「ゾーラス」なのや否や。
http://www.myzaurus.com/
らんちゃらんちゃ - 2002.04.04
Keiさんのところで、"らんちゃらんちゃ"に944BASICリダイレクトスタータが盛り込まれるとの予告が!(過去ログ参照)
まさに望んでいた機能だけに嬉しいなっ・・・と言う舌の根も乾かぬうちに告白しておくと、らんらんやカードキーなどハードキー操作向上ツールはまったく使っていない(使えていない)ワタクシでした。アプリ起動環境としてはシンプルに、以前ソース公開されていたWallpaperEXをコンパイルしたものを、かなり長期にわたって使用中。
そんなやつがランチャを試作ってどうよ、という気もするけど、まあいいや。
名前について考える - 2002.04.03
初めてのPDAは、黒のアイゲッティこと、MI-P2。電子読書をやってみたかったのが購入の動機だ(個人情報の管理にはまったく期待していなかった)。
比較的ミーハーなものだから、当時はまだ所有人口がそれほどでもなかったPalmにもひかれていたのだが、そのころの水準では日本語表示ならザウルスの圧勝だったのだ(WinCE系は当時の価格といい成熟度といい、はなから候補になかった)。
ただ、そうは言っても、いざザウルスに落ちるとなると、抵抗感が強かった。
なにせ名前がザウルスである。
「こんなに小さな体で、パワーは恐竜なみ」という意図なのだろうか? あるいは映画『ジュラシック・パーク』(1作目)の頃にあった恐竜ブームとの相乗効果をねらったのだろうか? 『DOS/Vマガジン』(ソフトバンク社)のキャラクターが恐竜だったのは(今はどうなんだろう?)、たしかあの時期に創刊されたからだったと思うのだけれど、「ザウルス」という愛称が決まったのもあの時期だったのかしらん?
ま、理由はどうあれ、あまりキャッチーとは言えない愛称だと思う。
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新しく、シャープから欧米向けにLinux搭載PDAがリリースされる。去年、このニュースを知って、僕はまずどういう愛称が付くのかが気になった。だが、後の開発者向けの製品写真にはしっかりこうあった。
"Zaurus"
英語圏では"dynosaur"は、あまりよい意味では使われない(ウドの大木的なニュアンス)ので変えてくると思ったのだけどな。
そもそも英語式の読みでは"Zaurus"と書いても「ザウルス」とはまず読んでもらえない。あえて読むなら「ゾーラス」。
ゾーラス? ゾーラス・・・。
うーん、「ゾーラス」なら許容範囲かも・・・。B級SFの謎の惑星なんかにありそうな名前で、ちょっと悪くない。
静と動 - 2002.04.02
一応は、パズル系のプログラムを公開しているだけあって、パズルが嫌いであろうはずがありません。
そんなわけで、OSAさんが「OSAHP6番館」で公開された「ボールパニック試作」を遊んでみました。
矢印をうまく使ってボールを目的地まで誘導するゲームです。SEGAの「チューチューロケット」に似ているかな。ボールの進行方向を制御する矢印が、使用するたびに向きが変わる点、1つのゴールにはボールを1つしか収められない点など、二ひねりほど加わっています。チューチューロケットと違って敵キャラはいませんが、ボールどうしがぶつかるとミスになってしまうので注意が必要。
現在用意されている面数は、全5面です。3,4面は少し手こずりましたが、これくらいの難易度があった方が楽しめます(でも、面データを考えるのが大変なんですよね)。
面構成の関係で難しいのかもしれませんが、もう少しキャラが大きいと個人的には嬉しいですね。そのかわり、というわけでもないでしょうが、キャラの移動はスムーズです。思考時と動かす時の、静と動の切り替わりが小気味いい。
3面目などは、特に矢印をいじらず、ボールの動きを眺めているだけでかなり楽しめます(最後にはクリアしてしまいますが)。
ランチャをめぐる実験 (1) - 2002.04.01
ちょっと小粋なランチャがあればいいな、と思って作りかけてみる。
GUIの設計思想に「デスクトップ・メタファー」なるものがあるが、これはさしずめ「カフェ・メタファー」。仕事するなら机よりもやっぱカフェでしょ、というノリである。なお、絵があまりカフェっぽくないという意見もあろうけど、僕の画力ではこれが精一杯なのです、ハイ (しかもトラックボールを使って描いている・・・)。
テーブルには実務系、椅子にはゲームなどリラックス目的のアプリ、といった感じでカテゴライズするもくろみだ。スクロールキーで椅子やテーブルなどのオブジェクトにフォーカスが移動する。それぞれのオブジェクト上で[決定]ボタンを押すとMOREの一覧がメニューで表示され、選択後実行する(予定)。
もちろん、現在の状況では、944BASICでランチャを作成しても、
944BASIC本体またはファイラ起動 →
944BASICアプリ(ランチャ)の選択&実行 →
MORE選択&実行
と、やけに手間がかかってしまい、あまり実用的でないのは承知している。しかし、944BASICはmab式MORE連携に対応しているので、テキストファイルに記述しておいたファイル名の944BASICアプリを実行するだけのMORE(944BASICリダイレクタ?)なんてのができれば解決しそうな話だ。
ま、試作しておいてもまったくの無駄にはならないだろう。