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テクニック - Technique - 基礎的な肉体訓練 (首の運動、分解 その1) < back - next >


首の運動
次は首を動かしましょう。

首を倒す運動 - neck isolation(1) と言っても、普通の準備体操と同じです。 首は大事なところなので、ゆっくりていねいに動かしてください。
右を向いて、次は左。前に倒して、次は後ろに倒す。それができたら左右に倒します。

首を斜め後ろに倒す - neck isolation(2) 少し変わったのもやってみましょう。斜め後ろに倒します。頭がVの字を描くように首を動かします。
最後にゆっくり頭をまわして、ここまでが準備。


次に、普段あまりやらない動きを。

首を左右水平に動かす - neck isolation, slide left and right
頭を傾けずに(垂直を保ったまま)、水平に動かします。
インド舞踊でよく見るあれですね。
ただ、普段動かしつけないところなので、決して無理はしないように。 慣れないうちは小さい動きでかまいません。
顔が横に倒れないように、注意深く動かしてください。
首を水平に動かす練習 - practice for neck isolation
最初は右の図のように両手を上げて、腕に耳を付けるつもりで動かすと感覚が分かります。



首を前後水平に動かす - neck isolation, slide front and back 次に前後にも動かします。
これはたぶん横よりも楽ですね。顔が前後に倒れないように気をつけてください。


分 解
上の動きのように身体の一部だけを(ほかの部分は動かさずに)動かすことを、分解とかアイソレーションとか呼びます。ここで紹介した動きはすべて首だけを動かしている運動なので、首の分解ということになります。
分解はパントマイムの基本となる身体の使い方の一つです。具体的にどういう風に応用するかは「壁 - - 固定と力の入れ方について」で説明します。

分解は首だけでなく、身体のあらゆる部分で行います。
胸を左右水平に動かす分解 - chest isolation
首と同じく胸、腰も前後左右に動かしてみましょう。ただし、首のときと同じように、あくまで垂直のまま傾けたりしないで動かします。
右の画像は胸を左右に水平に動かす例です。
胸の脇に糸がついていて、その糸を水平に引っぱられたようなイメージで動かします。
これができたら、前後にも動かしてみてください。また、腰も同じように前後左右に動かしてみましょう。

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さて、分解を行う上で注意すべき点は、無駄な力を入れないことです。
力を入れるというのは筋肉を収縮させることですから、その筋肉につながっているところが引っぱられるわけです。たとえば、上の図のように胸を動かす場合に、お腹に力が入ると胸が水平でなく、腹の方に傾いて動いてしまいます。
分解に限らず、パントマイムでは無駄な力を使わないというのが、ポイントの1つです。





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