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■ ジェ・スーチャ
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◆ 内 容 ◆

ペンの軌跡で、アプリの起動や定型文の入
力、ペンタッチなどをさせようという趣向
のプログラムです。

できることはかなり限られますが、Palmや
インクワープロに搭載されているジェス
チャー機能に似たことも、まあやってやれ
なくはない・・・と思います。


◆ 画 面 ◆

ジェ・スーチャ画面

◆ ダウンロード ◆

KALFGST0.lzh (LZH圧縮) - 9/9
KALFGST0.zip (ZIP圧縮) - 9/9

(旧版)
KALFGST0_old.lzh (LZH圧縮) - 8/27
KALFGST0_old.zip (ZIP圧縮) - 8/27

[お断り]
このプログラムを使用したことで、どの
ような損害または障害が発生したとして
も、作者は一切その責任を負いません。
ご使用は、あくまで自己責任で行ってく
ださい。

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[改版]
02.09.09 - 下記の事項を改訂。
・ドラッグ/カーソル操作で座標指定
・MORE識別子、.BASファイル入力の簡素化
・取りこぼし率低減
・真下をタッチできるように修正
・最小化などジェ・スーチャ自身の状態を指定可能に
・PEN UP時に画面をクリア
 (画面が乱れっぱなしにならないように)
02.08.27 - 初公開。


◆ 使い方 ◆


          - 動作の案配 -

起動すると、画面下のやや左寄りに四角い
枠が表示されます。この枠内でペンを動か
すことで、アプリの起動や定型文の入力、
ペンタッチなどを実行します。

この枠は手書き入力ボード(縦型機種用)に
フィットする位置に表示されます。
手書き入力ボードを表示した状態での実行
がお勧めです(上の画像参照)。

ペンの軌跡は、3x3のブロックをどのような
順番で通ったかで判断します。
何を実行するかは、設定ファイルに登録し
ておきます。

たとえば、付属の設定ファイルでは、4-5-6
と、真ん中のブロックを横に一直線になぞ
るとメール・アプリが起動します。

なお、ペンの軌跡は、ペンでなぞり始めて
からペンを離すまでの間を認識します。
一度ペンを離すと、続けてなぞっても連続
する軌跡とは認識されません。要は、一筆
書きの要領でなぞります。


    - 付属の設定ファイルを試す -

付属の設定ファイル(KALFGST.CSV)では、次
の軌跡情報が登録されています。
(番号は、左上のブロックから横に1-2-3、
 4-5-6、7-8-9の順で付いています)

6-9-8 (右下で」のように動かす)
手書き入力ボード(縦型機種用)の [改行]
をタッチします。改行が入力されます。

5-2 (中央から左へ横に動かす)
手書き入力ボード(縦型機種用)の [後退]
をタッチします。カーソルの前にある1文
字を削除します。

2-1 (上中央から右上へ横に動かす)
右上角をタッチします。右上角に終了ボタ
ンがあるMOREの場合、そのMOREが終了しま
す。

4-5-6 (中央の段で左から右へ横に動かす)
本体機能のメールを実行します。

1-2-5 (左上で¬のように動かす)
エディタなどに、TESTと入力します。

6-5-8-9 (右下でcのように動かす)
BASICプログラム(さしあたり「石庭」)を
実行します。

実際の設定ファイルについては、付属の
 KALFGST.CSV
を参照してください。
なお、この設定ファイルは、手動で編集
することもできますが、下記の手順で登
録/変更することもできます。


        - 軌跡情報の登録 -

[順送り]キーを押すと、枠内の線が赤色
になります。
この状態でペンを動かし、ペンを離すと、
その軌跡で実行する内容を登録できます。

既存の登録内容と重なる場合は、その内
容を修正するかどうか確認するメッセー
ジが表示されます。

入力する内容は、次のとおりです。

手順1: モード
次の数字のいずれかを指定します。
 0 - ペンタッチ
 1 - アプリ実行
 2 - 定型文入力
 3 - BASICファイル実行
 4 - 特殊操作の実行
 9 - キャンセル

手順2: 座標/識別子/定型文/.BASの指定
 0 - ペンタッチを選択した場合
 ペンタッチする座標を指定します。
 赤く表示された角の部分を、ペンド
 ラッグまたはカーソルキーで移動し
 て、ペンタッチする部分に合わせま
 す。[決定]キーで指定を完了します。

 1 - アプリ実行を選択した場合
 識別子(英数字4文字)を入力します。
 常駐いんふぉのMORE一覧
 (MPSFLIST.TXT)
 がある場合、メニューから入力でき
 ます。

 2 - 定型文入力を選択した場合
 定型文を入力します。

 3 - BASICファイル実行を選択した場合
 BASICファイル(.BAS)名を入力します。
 F1:\944BASIC内にある.BASファイルが
 メニューに表示されます。

 4 - 特殊操作の実行を選択した場合
 主にジェ・スーチャの状態を変更する
 操作を実行します。
  0-終了、1〜4-最小化(各角)、
  5-再起動、6-電源オフ
 のいずれかから選択します。

 9 - キャンセル
 何も変更せず、再起動します。

手順3: コメント
後から設定ファイルを手動で修正できる
ように、コメントを入力しておくことを
お勧めします。

手順4: 再起動
入力した設定を反映するため、再起動し
ます。


◆ プログラムについて ◆

[主な変数]
W - ウィンドウの縦横幅
B - ブロックの縦横幅(Wの1/3)
X,Y - ウィンドウの表示位置
TMP - 登録件数取得のための、一時配列
MAX - 登録件数
G - ペン軌跡データを格納する配列
STACK - ペンの軌跡(番号)を格納
N - 現在ペンがあるブロック番号を格納
NOLD - 前回のループでのNの値を格納
MODE - 通常モード(1) / 編集モード(-1)
PX,PY - ペン位置からブロック番号を算出するために使用

REG - *REGISTルーチンで使用する一時配列
TMPREG - *REGISTルーチンで使用する一時配列
R - *REGIST/*UPDATEルーチンで使用する一時変数
REGNO - 既存の軌跡と一致する場合、何番目のデータかを格納

WTMP - *EXECルーチンで使用。真下をペンタッチする場合は1。それ以外は0

X0,X1,XX,XB,Y0,Y1,YY,YB - *MOUSEルーチンで座標位置算出に使用

MTMP,M - *APLMENUで使用。メニュー表示用。
DRV - *APLMENUで使用。MPSFLIST.TXTのあるドライブを取得。
BASM - *BASMENUで使用。メニュー表示用。
SPMD - *SPMENUで使用。特殊操作の指定子を格納。

[主なサブルーチン]
*REGIST - 新規ペン軌跡データの登録
*UPDATE - 既存ペン軌跡データの更新
*EXEC   - ペン軌跡データの内容を実行
*SLEEP  - 最小化時の待機用ルーチン

以下は、*REGIST, *UPDATEの子ルーチン
 *MOUSE - ペン位置指定ルーチン(オリジナルはたろサさん)
  *MOUSED - *MOUSEから呼び出す描画ルーチン
 *INPMODE - モードの入力
 *APLMENU - MORE識別子をメニューから入力(常駐いんふぉのMPSFLIST.TXTが必要)
 *BASMENU - .BASファイルをメニューから入力
 *SPMENU  - ジェ・スーチャ特殊操作の指定
 *COMMENT - コメントの入力



◆ 一言&改造/改良 ◆

座標指定のペンドラッグのルーチンは、
ほぼそっくりそのままたろサさんの
ペン座標チェッカーからいただいていま
す (新しくした点は、カーソル操作でも
移動可能にしたことくらいです)。
公開を感謝いたします。

ネーミングのテキトー加減から興味本位
で作ったものであることが窺い知れると
思います(最初はジャンクにしようかと
思っていた)。
実用性は期待しない方が、シアワセにな
れます。

入力にキーボードを使用できない機種や
MOREでは役立ちそうな気もしますが、横
画面の機種で動くかどうかわかりません。
動くとしても、少なくとも表示位置など
は変更する必要があります。

そんな事情をふまえた上で、改造・改良
はどうぞご自由に。
よりよいものができたら、ぜひ公開を。

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