-----------------------------
■ voice
  - or how'bout talkin' on pda? -

-----------------------------

  ・ ・ ・ voice '02.06. ・ ・ ・

      ---

点と線 - 2002.06.29

MITさんから「メモ帳」、万願寺さんから「いろいろお絵かき」(お、Ver0.5になってる)が公開されていて、どちらも試してみました。よくよく考えてみれば、いわゆるペイント系のソフトはこれまであまり見かけなかったような気がします。

実は僕もかつてMITさんと同じ「線とぎれ」の壁(?)にぶち当たり、PSETでなくLINEを使って線を引こう・・・でも面倒くさいからペンが離れたのはさしあたり検出しなくていいや・・・できあがってみたら意外におもしろいから載せちゃえ・・・、という経緯でできたのが、要するに要すればPathTrackerというプログラムです。所要時間はグラフィック作成も含めて2時間かかっていないと思います。

・・・すみません、こんなテキトーなプログラム姿勢で。

さて、そんな経緯もあるため、気になったのが「いろいろお絵かき」の「ぶとせん」描画機能。
上にも記したようにペンで描画するには、LINEを使うなどして線がとぎれないようにする必要があります。
ところがこの「ぶとせん」、ペンで軽くタッチして離してみると円が描かれています。ひょっとしてCIRCLEでやっているの? でもそれにしては描き味がやけにスムーズでないかい?

(ソースIF VTS=2あたりをひもとく)

・・・なるほどっ、この手があったか。
ちょっと方向が違うけど、絵記号を使ってスタンプが押せたりするのも楽しいかも。

      ---

惑星メフィウス - 2002.06.29

砂漠でいきなり怪獣に喰われて、意気消沈しています。完全に攻略サイトに頼って、進めることにしました。観賞用だから、それでいいんです。

      ---

あれこれ - 2002.06.25

ジンクス崩れる
これまで、9Bの新バージョンがリリースされるたびに確実に仕事が忙しくなっていたのですが、このたび新バージョンのリリースとともに暇になる(=納品完了)という快挙を達成。おかげでリファレンスマニュアルの改訂が進みました。
せっかく暇になったのに、自分で忙しくしているような気もします。

その新バージョンですが
9Bランチャーまたは9Bアプリケーション実行中に[後退]キーを押すと、プログラムを削除できるようになる気配があります。「気配」ともってまわった表現なのは、現時点ではファイルを削除するかどうか尋ねるメッセージは表示されるものの、実際に削除はされないため。
実は拙作の「付箋紙」では[後退]キーを押すと、付箋紙の中身を書き換えられるようになっています。少々具合が悪いので、[後退]キーには機能を割り当てないように変更しました。

モバイルプレスを求めて
僕の住んでいる地域は書店不毛の地で、町内の最寄りの書店まで歩いて30分強。しかも決してすぐれた品揃えではありません。
そこで、電車に乗って隣町まで『モバイルプレス』を探しに行ってきました。駅前の1件目の書店・・・ありません。2件目・・・なし。3件目・・・Palmマガジンやらはあるのですが。20分歩いて4件目、書店ではなく家電量販店のパソコン売り場でようやく入手。
うーん、自然の多いところに住もう、とか思って引越したのですが、書籍に関しては本当に泣かされます。一応、大阪府内なんですがねえ。

リファレンス改訂
実は、9Bのベータ版がリリースされる前に、全コマンドに(とりあえずのものであっても)サンプルをつけてやる、と野望を抱いていたのですが挫折。それでもまあ、サンプルの延べ本数は結構増えました。1本で2つのコマンドに対応とか、同じ内容でコマンドをすげ替えているようなものも多いのですが。

ベータ版リリース前にもう1点やりたかったのが、マニュアル専用のパブリックなページをこさえること。中立的なページに置いておく方が、個人の都合でなくなってしまう可能性が少ないし、諸事情で作業を別の人に引き継いでもらう場合に、引き継ぎもなんとなく楽にいきそうです(たいして重要なファクターではありませんが)。

当初は「まちこみ」にしようかとも思いましたが、自由度の点で少々きびしい。そこに 9Bソフトライブラリ(旧)ができ、shibuya.cool.ne.jp/soft9b/ というURLだったので、COOL ONLINE にしようかと考えました。shibuya.cool.ne.jp/ref9b/ か、shibuya.cool.ne.jp/man9b/ にでもすればわかりやすい。

ところが、shibuya はなぁ・・・と、関西人の僕は思ってしまいます(COOL ONLINEでは、URLの頭に都市名がつくのです)。と言って、osaka にするのもベタ。どうせなら kamakura がよいな、とかあれこれ考えているうちに、9Bソフトライブラリの URL は http://soft9b.cool.ne.jp/ になってしまいましたとさ。

kamakura で行っときましょうかねえ。どうせなら、関西でasuka,yoshinoあたりがあればいいのですが。ええ、古風なのが好きですとも。

サンプル心得
5月下旬のリファレンス公開以降コツコツとサンプルを作り続けていました。目標は、なるべく楽しいとか興味深いとか思えるサンプル。あわよくば、「次はどんなサンプルがあるんだろう」と、ついついリファレンスを探ってしまうようになってくれれば。

・・・目標が高すぎました。

実際やってみると、難しいのはスペースの制約です。

9Bでは、「クリップボードへのコピー」 → 「9Bでそのまま実行」、というサンプルを試すのにうってつけの機能があります。できればこれを活かしたい。ところがリファレンスマニュアルのプレーンテキスト版は、32KBを遙かに超え、Zaurus用のテキストエディタでは一部を除いて読み込めません。TTV(ブンコビューア)では、なぞって検索/辞書引きはできますが、コピーはできませんし。

と言うわけで、PDIC版のリファレンスを用意しているのですが、ZPDVIEWではコピーできる範囲が画面に表示されている範囲に制限されています。ということは、サンプルは必ず1画面に収まるようにしなければいけない。

本来、サンプルにはコメントを多く入れるべきなのですが、かなり少なくなっているのはスペースの都合によるところが大きいです。マルチステートメントを多用しているのも、またしかり。

しかしながら、こういった制限をどのようにクリアしてサンプルをこさえるか。あれこれやるのは意外とおもしろい作業でもあったりします。

・・・そんなわけで、いささか趣味に走りすぎ、かえってサンプルとして適切でないものもあるかもしれません。その一方で、本当に機能の説明だけに終わっているものもある。難しいものです。

ときに、新ザウルス
まったく違う製品ラインで出してきたのですね。コンセプトに目新しさはないので、道具としてどれだけ磨き込まれているかが市場の評価につながってい・・・けばいいのですが。使ってみなければわからないところだけに、競争を勝ち抜くのは難しくなるかもしれません。

それと、ところどころで見かけた意見ですが、ラインの異なる製品だけに「ザウルス」というブランドで行くのはどうなんだろうかと、僕も感じました。吉と出るか凶と出るか。

話は戻り
9Bアプリもいろいろと出ています。

たろサさんの「ペンタッチマクロ」。拙作(KALOREC1.BAS(座標の記録)、KALOPLY1.BAS(記録した座標の再生))が役に立ったようで、嬉しいです。
そういえば、僕もMP3の起動用スクリプトを作成中に、「どうせテキストで座標吐き出すんなら、いきなり.BASファイルを書いた方が楽だな」と思っていました。MP3スクリプトができた途端に忘れてしまいましたが・・・。
これからは、ペンタッチマクロで楽をさせてもらいます。

G-Dashさんの「スター掘るじゃ〜」。改版されたものを遊んでみましたが、前に壁があると(上に空間があっても)ジャンプできなくなっていますね。小穴に落ち込むと逃げ出せず、結構シビアです。
そこで、前パージョンに新バージョンの面データを貼り付け、プレイさせてもらいました。うむ、個人的にはこれくらいがちょうどいい。
・・・ずるはしてしまいましたが、無事3面クリア。面データ作成は大変と思いますが、もう少し遊びたいな。

いずれも、ダウンロードはhttp://soft9b.cool.ne.jp/より。

      ---

ヒューマン インターフェイス - 2002.06.21

さてさて、前回の続き。

なぜか今回のPCまわりの小確難は入力機器(MS の用語でいう、ヒューマン インターフェイス デバイス)に集中していた。この種のデバイスは、いざ使えなくなってみると、相当ダメージが大きい。微妙な操作感の不慣れで生産性が下がるのはもちろんだが、肩や背中には文字通りダメージが来る。

それでも、PCなら代わりのデバイスを用意できるから、まだいい。体にフィットするデバイス、指になじむデバイスを探すことができる。

当たり前すぎて普段は意識していないのだけど、PDAではそうはいかない。ヒューマン インターフェイスが合わなければ、その機種を見限るか、あるいは我慢して使い続けるか (キーボードに関しては外付けという手もあるが、装着の手間や嵩を考えるとやはり補助的手段の域を出ないだろう)。

MI-E1を買ったとき、何度も店頭でキーボードを試し打ちしていたのを思い出す。あのときに「これはいける」と思ったのが購入の決め手だった。キーボードがへろへろだったら、きっと今でも黒のアイゲッティを使っていたか、解像度にひかれてClieユーザーにでもなっていただろうと思う。

ちょうど次世代Zaurusの予告が出ていて僕も大いに関心を持っているのだが、僕にとってそのZaurusがどれくらいの価値を持つかは、最終的に、ヒトとZaurusの接する部分がどれだけ作り込まれているかで決まるかな、となんとなく思っている。



・・・後は、スタイリッシュなルックスで、古風で和風な名前が付いていたりすれば、言うことないのだが。 → 2002.05.06

      ---

小確難 - 2002.06.18

村上春樹の文章でときどき「小確幸」という言葉が使われている。小さくて確実な幸せ。夕食でほうれん草のお浸しを作ったら、これが思いのほかよくできておいしかったとか、そういった類のことですね。

ここ1か月ほど僕を取り巻く状況はちょうどこの逆を行っていて、風邪というほどでもないのだけれど鼻がぐずついてしょっちゅうくしゃみが出るとか、キーボードに続いてトラックボールが壊れたりとか、いきなり停電にみまわれたりとか。

小さくて確実な災難。「小確難」と名付けることにしようか。

--

そんな小確難の一つ、先月ここでもチラと書いた、コーヒーをこぼしたキーボードは、エレコムの「ひねりキーボード」というやつで、店頭では最近まず見かけない (エレコムのサイトにさえ製品情報が見あたらない)。
文字通り、相当ひねくれたキーボードなので、まあしょうがないかなとも思うのだけれど、同じものを安く入手するのは相当困難みたい。

このキーボード、Xキーを1度押すと「xxxxx」と入力される症状が長く続いていたのだが、しばらく前からようやく立ち直ってくれた (小確幸?)。

      ---

スローライフで行ってみよう - 2002.06.08

どうも読書モードになって以降、ぐうたらモードのスイッチも入ったようで、生産性の低い毎日。こういうときはえてして、「晴耕雨読の自給自足、悠々自適で日々是好日なスローライフっていいよな」とか考えてぼんやりしてしまい、さらに生産性が落ちる。ただ、仕事の納品日は着実に迫ってくるわけで、どうしたものか。

集中力散漫の中、1983年頃のアドベンチャーゲーム「惑星メフィウス」を買ってみた。しかしながら、描画の遅さはともかくカナ入力に閉口して、納品完了まで封印することに。


この時分のアドベンチャーゲームは、データ量節約の意図もあってか、座標を指定して線やら点を逐一描画していくものが多い。この方式はどうしても描画に時間がかかり、一般にあまり評判はよくないようだ。
けれども僕は、遅さにうんざりしながらも、線を描いていくプロセスを眺めるのが好きだった。「瞬間表示」なる画面表示方法が出てきたときは、ありがたいと感謝しながらも、幾分はがっかりしたのを覚えている。

944BASICの描画は、往時の8ビット機に搭載されていたBASICより数段速い。8ビット機のBASICのせいで「BASICは遅い」という先入観があるから、なおさら速く感じられる。それでも、Zaurus+BASICでは、現行PCのグラフィックス処理能力に比べると相当落ちるのはやむを得ない。アクション性の強いゲームでは厳しいと感じることもある。

だがそれなら、遅さを逆手にとるという方法があるなと、ふと思った。
昔々「ベーマガ」こと電波新聞社の『BASICマガジン』で、何の機種だったかは忘れたけれど、ミクロの世界を舞台にしたアクションゲームが投稿されていた。Dr.Dと編さん(・・というのは、投稿作品の講評やら解説をする人なのだが)曰く、
Dr.D:「スピードは遅いが、かえってミクロの世界らしくてよいな」
編:「感じ出てますよね」
(正確な記憶ではないけど、こんな感じ)。

当時中学生で、そこそこバカで世間知らずな僕は、これにえらく感心した。アイディア次第で遅さだって活かすことができる。
・・・今思えば、相当うっとうしそうなゲームだし、そうしょっちゅう使えるアイディアでもないと思うのだが。


コンピュータやPDAにおいて、速さは善である。
実生活で「スローライフに戻ろう」と言われれば、それなりに魅力も感じるが、コンピュータやPDAで「8ビット機やら古い機種に戻ろう」と言われても、ちょっとその気にはなれない。

それでも時々は、遅さにかりかりせず、のんびりと構える気持ちの余裕を持ちたいところ。「遅さ」をあえて楽しむくらいのゆとりを持てれば、今までと違うものが生まれてくることだってあるかもしれない。


--


そんなわけで、ここの更新ものんびりと。

      ---

HSV/HSB? - 2002.06.02

前回の文章にはあえて記さなかった新コマンドが HSV コマンド。描画色を HSV値で指定できるコマンドです。

HSVは俗に色の三要素とも呼ばれ、H=「色合い、色相 (Hue)」、S=「鮮やかさ、彩度(Saturation)」、V=「明るさ、明度(Value)」を表します。感覚的にわかりやすい方式で色を作成できます。なお、明度=Valueはマンセル方式での呼称で、明度=Brightnessとして、HSBと呼ぶこともあります。

実は前回掲載しなかったのは、「HSVってHSBじゃないの?」と疑問がわいたため。すわミスタイプか?

・・・これは僕の早計でした。944さんにメールでうかがったところ、HSVを採用したのは、HSBだとパラメータのBがCOLORFGなどのRGBとかぶっているので、HSVでいいかな・・とのこと。
なるほど。
ちなみに、色の三要素を表す略語には、HSV,HSB,HCV,HLSなどの表記があるとも教えていただきました。色々な呼び方があるのですね。いやはや、勉強になりました。

さて、このHSV系のコマンドですが、今後のバージョンアップでコマンドの拡充を予定されているそうです。HSVコマンド自体も、アイコンエディタで使用されているのとは若干性格が異なる仕様に変更される模様。




 戻 る



 どのページへのリンクもご自由に。
 リンクに関する連絡は無用です。


 - kaol (kaol@officeww.com) -